江別大学生殺人 川口被告に無期懲役求刑

北海道江別市で2024年10月、当時20歳の男子大学生が男女6人から集団暴行を受け死亡した事件で、強盗致死などの罪で起訴された川口侑斗被告(当時18歳)ら2人の求刑公判が開かれ、川口被告に無期懲役が求刑されています
川口被告は7月15日の公判で、自らの犯行を「歪んだ正義感でやった」と述べたものの、検察官から「歪んだ正義感とは何か?」と問われ、口ごもってしまったと報じられています


集団で暴行し大学生を死亡させた罪に問われた主犯格とされる男の裁判で、男は謝罪しました。
「当時良かれと思ってゆがんだ正義感で肉体的・精神的につらい思いをさせた」(川口侑斗被告)
ゆがんだ正義感…当時18歳で主犯格される川口侑斗被告(当時18)が裁判冒頭で被害者と遺族に謝罪しました。
北海道江別市の公園で2024年、大学生の長谷知哉さん(当時20)を集団で暴行し現金などを奪い死亡させたとして強盗致死などの罪に問われている川口被告。
7月15日の被告人質問で2時間以上暴行を続けた理由を尋ねられると…
「血が出ているので、『許せば』と強く言いましたが」(川口被告)
このように暴力をやめようと長谷さんと交際していた共犯の八木原亜麻被告に問うと…
「『許すきねぇ。もっとやって』と言われ暴力を止めることができませんでした」(川口被告)
八木原被告の言動を気にして暴力をとめることができなかったと供述しました。そして、法廷で暴行を受ける被害者の声が流れると…
現場で恐怖に震える声に、傍聴席では涙を流す人もいました。
その一方で川口被告から責任転嫁するような供述が。
「おれは被害者さんを殺していない、誰かがとどめを刺したんだろうと当時は思いました」(川口被告)
検察官に「ゆがんだ正義感」とは何か問われると口ごもり、何度も言葉を詰まらせた川口被告。
判決は8月7日に予定されています。
(北海道文化放送の記事から引用)


実際の裁判を傍聴した経験のある方なら判ると思いますが、いわゆる法廷ドラマのように被告人が理路整然と受け答えする場面など実際にはなく、口ごもったり言い淀んだり、あるいは支離滅裂な主張を展開したりします
世の中が悪いとか、政治が悪いとか、◯◯が悪いなど、他人のせいにするのも珍しくありません
川口被告は裁判までの間に考えをまとめ、その上で自身の犯行を「歪んだ正義感によるもの」と言い当てたつもりだったのでしょう。しかし、検察官や裁判官、裁判員からの質問などはまったく想定しておらず、いわば独りよがりの説明でしかなかったわけです
内省を深めるとしても、川口被告単独ではここら辺りが限界なのだろうと思います
弁護人が、「それ(歪んだ正義感)じゃあ通用しないよ」とか、「もっと掘り下げて考えないとダメだよ」などと諭していれば、違った展開になったのでしょうが、国選弁護人にそこまで求めるのは酷です
また、「おれは被害者さんを殺していない。誰かがとどめを刺したんだろう」との主張は開き直りではなく、川口被告が暴行の主犯格として扱われ、一番刑罰が重くなることへの不満の現れでしょう。暴行は他のメンバーとともに行っており、川口被告だけ重く罰するのはどうにも賛成できません。集団暴行事件の場合、暴行に加わった者や暴行を煽った者など等しく罰するのが最適解だと考えます

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