点滴に便注入 看護師を殺人容疑で逮捕
先日、老人介護施設で点滴に注射器(シリンジ)を使って空気を注入し、入所者を殺害したとして赤間恵美被告に懲役20年が言い渡された件を取り上げました
その事件が影響しているのかどうかは不明ですが、今度は千葉県柏市の病院に勤務していた看護師が、点滴に便を混入させて入院患者を殺害した容疑で逮捕されています
千葉県柏市の病院で、点滴用チューブに大便を混入させて入院患者を殺害したとして、県警は15日、柏市豊四季の助産師、古川美由紀容疑者(51)を殺人容疑で逮捕し、発表した。県警の調べに、「チューブに大便を混入したことを否認します」と容疑を否認しているという。
逮捕容疑は、今年1月30日午前4時ごろ、柏市小青田1丁目の柏たなか病院で、入院していた茨城県取手市の無職男性(当時75)に投与されていた点滴の延長チューブに大便を混入させ、翌31日午後10時半ごろに死亡させ、殺害したというもの。
捜査1課によると、古川容疑者は、この病院で看護師として勤務していた。事件当時は夜間当直で、看護責任者として別の准看護師と2人で被害者のいたフロアを担当していたという。
点滴のチューブ内に茶色に変色していたものがあることを病院側が確認しており、チューブなどの鑑定や現場の状況を踏まえ、県警は人間の大便である可能性が高いと判断したという。司法解剖の結果、男性の死因は敗血症による多臓器不全だった。
男性が死亡した翌日の2月1日に病院の職員が県警柏署に来て、「容体が急変した患者が亡くなった。点滴に異物が混入した可能性がある」と届け出ていた。男性は、容体が急変する前日まではしっかり会話ができていたという。県警は、防犯カメラや現場の状況などから容疑者を特定したとしている。
古川容疑者は2月末でこの病院を退職していた。病院の運営法人は逮捕を受け、15日夜にホームページで「医療機関に勤務していた職員として、また人として絶対に許されない行為であり、当院として、強く非難するとともに、標準的な医療体制を維持していたにもかかわらず、このような事態が生じたことについて、深く遺憾に思っております」「このたびの事件により傷つかれた全ての方々に深くお詫び申し上げます」などとするコメントを発表した。
(朝日新聞の記事から引用)
医療従事者ならではの犯行、とも言えますが稚拙が手口です。点滴用チューブ内に便が残留しているので、すぐに病棟担当者の誰かによる犯行だと露見してしまいます。さらには夜勤者がやった、と簡単に推測されますし、古川容疑者にたどり着くのは難しくありません
殺害する意図があったのか、あるいは嫌がらせとか、患者を侮辱するつもりだったのか?
被害者と古川容疑者との間で何かトラブルがあったのか、警察もそこら辺りを中心に調べているはずです
事件は今年の1月末で、古川容疑者は2月に自己都合で退職しています。警察は数度に渡って任意での事情聴取を重ね、同時に物証も固めていたと思われます
それでも古川容疑者は頑なに犯行を否認し続けており、先述した赤間恵美被告のように黙秘のまま裁判に至るのかもしれません。赤間被告も2件の殺人容疑のうち、1件については「赤間被告による犯行とまでは断定できない」として無罪となっています
「犯行を否認し、黙秘し続ければ無罪になる」という、誤ったメッセージとして古川容疑者が解釈した可能性もあります
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