映画監督榊英雄 控訴審は5分で閉廷
映画監督榊英雄は演技指導と称して女優2人にそれぞれ性的暴行を加えたとして起訴され、1審で懲役8年の判決を受けました(検察の求刑は懲役10年)
この判決を不服として控訴しており、東京高裁で控訴審が開かれたと報じられています
演技指導を装い、女性に性的暴行をしたとして、準強姦罪で懲役8年の実刑判決(求刑10年)が言い渡されている映画監督で会社役員の榊英雄被告の第一回控訴審が3日、高等裁判所(鈴木巧裁判長)で開かれた。
榊被告は上下ダークグレー色のスーツに青色のシャツ、黒縁メガネを身に着けて法廷に入った。証言台の前に立つと裁判官に向かって一礼し、裁判長から職業を問われると、5秒ほど沈黙し「無職です…」と答えた。
榊被告の弁護人は、検察に対して「榊被告と被害者の捜査段階での食い違いを指摘したい」と被害者2人の供述証拠を請求。検察側はいつのどの供述かを明確にするように求められるも、弁護人は供述を指定できず、請求書類も準備していなかったため、却下された。
起訴内容によると、2016年5月23日夜、東京都港区のマンション一室で、当時俳優を目指していた20代女性に性的暴行をした疑い。女性は22年9月に弁護士を通じて警視庁に相談し、23年6月に被害届を出した。
榊被告は、週刊文春が22年3月、複数の女性俳優に性行為を強要した疑惑を報道。24年2月20日に準強姦の疑いで逮捕され、今年3月6日には、東京地裁から懲役8年の実刑判決(求刑10年)が言い渡されていた。
(スポーツ報知の記事から引用)
控訴審のため、榊被告と弁護人は何度か打ち合わせをしたはずです。なのに、捜査段階で作成された調書の中で、被害者の証言と榊被告の言い分のどこに食い違いがあるのか、具体的な箇所を指摘できず、証拠開示(供述調書の開示)を請求する書面も用意していなかったとすれば、控訴審前に何の準備もしていなかったのか、と呆れてしまいます
上記の記事を含め、多くの報道では榊被告が職業を問われた際に一瞬沈黙し、「無職です」と答えた点をさも重大事項であるかのような書き方をしているわけですが、注目すべきはそこではありません
裁判を受ける当事者であれば、検察側の主張や証人の証言内容などメモし、自身の見解と異なる点があるならそこはきちんと押さえておくべきでしょう
控訴審は5分ほどで閉廷したとありますので、結審したものと思われます。控訴審の判決は7月24日に言い渡される予定です
結局、1審判決の事実認定に誤りがあると指摘するはずが、具体的な主張もできないままです。1審の有罪判決をひっくり返すため、それ相応の新たな証拠や証言などを用意しないと控訴審で勝つのは困難です
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