7年前行方不明女性殺人 斎藤被告に懲役13年求刑

以前にも書いたように、どれだけ残虐な嗜癖に駆り立てられた犯罪でも、倒錯的な性的快楽の突き動かされた犯罪でも、裁判の対象となるのはあくまで計画性、犯行の残虐性といった外見的な部分であり、犯人の内心にある歪んだ欲望まで裁くのは困難です
自殺願望の女性を殺害し、その頭蓋骨を自室に飾っていたとして逮捕、起訴された斎藤純被告は殺人衝動と死体愛好癖に取り憑かれていたと考えられます
検察は斎藤被告に懲役13年を求刑し、論告の中で斎藤被告の内に抱えた身勝手な殺人衝動と、逮捕を免れるためさまざまな小細工を施した計画性を厳しく非難しています。現行法の中で被告の内心を裁くことが不可能であるとしても、検察としては精一杯そこに踏み込もうとしているように感じました


自殺を望んでいた2名の女性とSNS上でつながり、同意を得たのちに殺害したとする承諾殺人などの罪に問われている無職・齋藤純被告(32)の論告求刑公判が6月17日にさいたま地裁(井下田英樹裁判長)で開かれた。検察官は「類を見ない悪質性の高い事案」として被告に懲役13年を求刑した。
これまでの公判では、事件の背景に齋藤被告の「殺人衝動」があったことが明らかになっている。小学校高学年の頃に芽生えたその衝動は、中学生の頃に一層「明確になった」と明かしている。
かつては通り魔殺人を計画し、実際に刃物を携帯して見知らぬ女性を襲ったこともあった。しかし、女性に抵抗され「やめてください」と言われたことで「明日に向かって生きてる人を殺すのはよくない」と断念。「通り魔は遺体がそのまま残り、捕まるリスクが高い」と計算した被告が目をつけたのが、インターネット上の自殺志願者たちが集まる掲示板やSNSだった。
(中略)
ふたつの事件が発覚したのは2025年のことだ。齋藤被告の起こした「スマホ窃盗」がきっかけである。24年8月に大宮区内で発生した窃盗事件の捜査過程で被告の存在が浮上し、25年5月に窃盗容疑での逮捕へと至った。この件で捜査員が被告の自宅を捜索した際に、ガラスケースの中に置かれていたAさんの頭蓋骨を発見したのである。さらに捜査の過程で、Bさんの事件も発覚。こちらの事件も併せて起訴された。
再犯の恐れは大きい
一連の事件の裁判は、3月18日に始まった。検察官は6月17日の論告において、介護に疲弊してやむなく殺害に至った事案のような一般的な承諾殺人事件とは一線を画する、「類を見ない悪質性の高い事案」であると主張している。
「被告人の動機は、単に自らの個人的な殺人欲、解体欲を満たすためだけにあり、自己中心的で極めて悪質である」(論告より)
さらに検察官は、被告が「掲示板で死にたいと書いている人なら欲求を果たせ、遺書を書かせれば逮捕を免れる」と考え、被害者らに接触し、言葉巧みにその気持ちを死へと誘導した末に、時を逃さずに犯行に及んだ計画性も指摘した。殺害後は「(殺人)衝動がおさまった」と語っていた被告だが、その一方でBさんの毛髪やAさんの頭蓋骨を手元に保管し続けていたことにも触れ「再犯の恐れは極めて大きい」として、スマホ6台などの窃盗罪と合わせて懲役13年を求刑した。
(以下、略。デイリー新潮の記事から引用)


アメリカの連続殺人では、犯人が遺体の写真や動画を撮影したり、遺体の一部を戦利品(ハンティングトロフィー)として自室に飾る…といった行動が見られます
斎藤被告もまた自身の殺人衝動を満たし、達成感を味わうため、遺体の頭蓋骨を自室に飾っていたと推測されます
以前も触れたように、斎藤被告の家は中華料理屋を経営し、両親とも店で忙しく働き、幼い斎藤被告に構う時間があまりなかったのかもしれません。小遣いを与えたり、欲しがるモノを買い与えたりはしたのでしょうが、それではこどもの情緒面での発達を十分に促すことはできず、斎藤被告は幼い頃からチョウチョを捕まえては羽をむしって遊んでいたのかもしれません(そうした情報はなく、あくまで自分の想像です)
情緒面での発達を促すのであれば、週に1度か2度、短時間でも店の手伝いをさせて親の働く姿を間近で見せたり、客と触れ合い会話する機会を設けたりして、周囲との交流する経験を積ませるべきだったのではないか、と思います
家の中にいてテレビを見たり、ゲームをしているだけの生活より、数段ましです
こどもは勉強だけしていればよいとの考え方や、習い事や塾に通わせるだけでは情緒の発達は不十分でしょう
裁判なので弁護人が被告を弁護するのは当然なのですが、斎藤被告の何をどのように弁護し、情状酌量を求めるのか、難しいのでは?
弁護人が、「今後は斎藤被告が心療内科のクリニックに通院し、認知の歪みを正すつもりだ」と主張しても、裁判官が納得するとは考えられません

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