甲子園出場 広陵高校の暴力と中井監督の責任

どれだけ有能、優秀な人物でも長くトップの座に君臨し続ければ組織は腐敗します
広陵高校の中井哲之前監督は「甲子園の常連校」と呼ばれるほど、野球部を鍛え上げた実績はあれど、その一方で野球部内の暴力を隠蔽し続けてきたのも事実です
学校の看板である野球部の監督として学園の理事にも就任し、副校長のポストにもありました
しかし、第三者委員会の報告書では中井前監督の独善的な野球部運営を厳しく批判し、中井前監督の影響力を排除すべきと提言しています
すでに中井前監督は理事を解任され、参与という立場へ2階級降格、副校長の職も解かれ給与も20%引き下げとなったようで、病気を理由に学校にも姿を見せていないのだとか。このまま退職するのか、あるいは勤務しないまま居座り続けるのでしょうか?


前編では第三者委員会(以下、第三者委)の報告書の概要が公表された5月28日、A君の父親に直接取材し、「広陵の飯盛豊理事長や中井哲之前監督らから謝罪があった」ことを報じた。また、学校のホームページにある報告書はあくまで概要であり、24ページに及ぶ報告書の中で、中井前監督から「2年生が対外試合なくなってもいいんか?」と言われたという被害者側の主張について《事実申告を抑制させる効果のある極めて不適切な発言であった》(報告書より。以下同)と認定されていたことも伝えた。
報告書では、暴行をめぐる証言についても第三者委はA君の被害告白が一貫しており、加害者の説明が不自然であることを指摘。集団暴行や中井前監督の発言について、こう事実認定している。
《先輩らによる集団的な暴力行為が転校の発端となり、X元監督の発言を含む学校・野球部の不適切対応がこれを決定的に悪化させ、Aは寮生活及び在学継続が困難となって転校を余儀なくされたものと認定する》
中井前監督は、学園の理事のひとりでもあり、副校長という立場でもあった(現在は参与に降格)。野球部は3学年をあわせて150人近い大所帯であり、学内におけるパワーバランスについても第三者委は次のように指摘している。
《広陵高校では、硬式野球部を中心とする学校づくりが長年にわたり行われ、同部は学校内で特別な地位を有していた。X元監督の発言力は強く、施設、予算、人的配置等においても、硬式野球部が特別に扱われる場面があった。/学校及び法人の経営陣は、硬式野球部の実績に依存する一方で、同部の指導体制、寮生活、上下関係、暴力・ハラスメント防止体制を十分に監督してこなかった。特定の競技実績を重視するあまり、生徒の安全と人権を守るための組織的統制が後景に退いたことは重大である》
つまり、今回の事件の背景には、中井氏や野球部が学校内で特別視され、部内での暴力・ハラスメント行為が適切に処置されなかった構造的な問題があると指摘しているのだ。
(以下、略。NEWSポストセブンの記事から引用)


中井前監督の専横は自分の息子を野球部のコーチにし、実質的な後継者としたところにも現れています。外見的には中井野球の継承なのでしょうが、親子して野球部を支配し続ける気満々だったと言うほかありません
結果として野球部の暴力体質は黙認されたままになってしまいました。監督にすれば3年生に対し、「下級生をしっかり指導しとけ」と命じれば済むわけで、あとは3年生が2年生を締め付け、2年生が1年生を締め付ける体制で野球部を運営できます
不都合な事実はすべてなかったことにし、県大会優勝や甲子園出場という目標を掲げておけばOK、だったのでしょう
もちろん、中井前監督のやりたい放題を許した学園理事会の責任も大きいのであり、理事それぞれの責任も問われるべきです

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