トランプ大統領 イスラエル首相を罵倒「狂ってる」

イランとの停戦合意に苦心しているトランプ大統領は、かなり神経質になっているようです
60日の停戦合意とホルムズ海峡解放が近づいていると報じられた矢先、イスラエル軍がレバノン南部に展開するイスラム過激組織ヒズボラに大規模な攻撃をしかけたため、ヒズボラを支援しているイランが態度を硬化させ、停戦合意が吹き飛んだとされます
そのため、トランプ大統領はイスラエルのネタニヤフ首相との電話協議で、口汚くネタニヤフ首相を罵り不満をぶつけたと報じられています
アメリカ国内ではイランへの軍事介入で莫大な戦費を支出したことへの批判と、ガソリンをはじめとする石油製品の値上がりで、トランプ大統領の支持率は低下しており、中間選挙で共和党が敗北するのではないか、との観測が広がりつつあります


トランプ米大統領は1日、イスラエルのネタニヤフ首相と、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの代表者それぞれと電話協議し、双方に交戦停止を求めたと明らかにした。これに先立ち、イランがレバノンでの戦闘激化を理由に米国との停戦交渉を中断すると表明しており、米政権がイラン側に配慮したとみられる。トランプ氏は自身のソーシャルメディアに「イランとの協議は速いペースで続いている」と投稿した。
イスラエルと親イランのヒズボラの戦闘を巡っては、4月中旬に発効した停戦合意が形骸化しており、米イランの停戦協議のネックとなっている。イスラエルは最近、レバノンへの攻勢を強めており、ネタニヤフ氏がベイルート南郊への攻撃計画を発表していた。
米ニュースサイト「アクシオス」によると、トランプ氏は電話協議でネタニヤフ氏を「今や誰もがお前を嫌っている」「完全に狂っている」「俺がいなければお前は刑務所に入っていた」などと罵倒し、強い不満をあらわにしたという。トランプ氏とネタニヤフ氏はこれまでも度々電話協議をしているが、アクシオスは米政府高官の話として、今回はトランプ氏の2期目就任以降では最悪レベルのものだったと報じた。
一方、ネタニヤフ氏はトランプ氏との協議後、X(ツイッター)に「イスラエル軍はレバノン南部での作戦を計画通り実施する」と投稿しており、レバノンでの緊張緩和につながるかは不透明だ。
トランプ氏は1日、米ABCニュースの電話取材に応じ、停戦のためのイランとの「覚書」について、今後1週間程度でまとまるとの見通しを述べた。まだ交渉中の点があり、合意には至っていないとも説明した。
(毎日新聞の記事から引用)


初期の大規模な攻撃により、イランがあっさりと降伏すると楽観視していたトランプ大統領ですが、事態は思惑通りに進んでいません
特にホルムズ海峡封鎖は予期していなかったと思われます
さらに西側各国はイランへの武力行使に批判的で、アメリカに協力しようという国は現れませんでした。事前に根回しもしていないのですから当然です
またイスラエルのネタニヤフ首相も支持基盤が万全と言えるほど強固ではなく、自身も収賄など黒い噂の絶えない人物です。政権を維持するため国内の強硬右派勢力と手を結び、周辺に存在するイスラム過激派との対決姿勢を続けるしかないのでしょう
ただ、イスラエルの暴走に引きずられる形でトランプ大統領がいつまでもイランと停戦合意を結べないのであれば、アメリカ国内での批判は強まり、「偉大な大統領」として歴史に名を刻む願望は霧散します。ネタニヤフ首相を罵倒し、「完全に狂ってる」とこき下ろすほど、怒り心頭で冷静さを欠いた状態のようですが、大国の大統領がこのような精神状態のままでよいのか、大いに疑問です
以前からトランプ大統領の精神状態(話す内容がコロコロと変わり、何をしたいのか、しようとしているのか見えない状態)に懸念があったわけで、ますます症状が悪化しているのでは?
ともかくも、1日も早くホルムズ海峡の解放に合意してもらいたいものです

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