さいたま女子高生殺害 谷内容疑者の鑑定に1年・起訴
2025年4月、さいたま市桜区のマンション敷地内で帰宅途中の女子高生が刺殺される事件があり、犯行現場近くの会社の寮に住んでいた建築工、谷内寛幸容疑者が逮捕されました
谷内容疑者は犯行後、手に怪我をした状態で交番に出向いたとされます
逮捕後は報道が出なくなり、起訴されたのかどうか不明なままでしたが、ようやくさいたま地検が起訴したと報じられています
埼玉県さいたま市桜区のマンションで昨年4月、高校1年の女子生徒が殺害された事件で、さいたま地検は14日、殺人と銃刀法違反の罪で、住所不定、無職の男(26)をさいたま地裁に起訴した。地検は刑事責任能力の有無を調べるため、昨年4月から1年以上、鑑定留置を2度にわたって実施。刑事責任を問えると判断したとみられる。認否を明らかにしていない。
起訴状などによると、男は昨年4月14日、桜区のマンション敷地内で、同所に住む女子高校生=当時(15)=に対し、頭などを包丁(刃渡り約17センチ)で多数回突き刺し、心・肺損傷により死亡させたとされる。
被告は逮捕後、「通行人を装って、対象となる女性を探していた。虐待を受けて性格がゆがんだ。自分は社会の底辺にいる」などと供述していた。県警は高校生に落ち度はなく、被告が犯行直前に偶然見かけて犯行に及んだとみて捜査していた。
■交番までの道に血が(以下、2025年4月15日配信の初報記事)
14日午後8時15分ごろ、さいたま市桜区栄和6丁目のマンション敷地内で、このマンションに住む高校1年の女子生徒(15)が刃物で刺される事件が発生した。女子生徒は上半身を中心に複数カ所刺されたとみられ、意識不明で病院に搬送され、その後死亡が確認された。県警は15日、殺人事件として浦和西署に50人態勢の特別捜査班を設置。20代男性から事情を聴くなど事件の詳しい経緯を調べている
県警によると、女子生徒は外出先の近所から帰宅途中、自宅マンションの出入り口付近で被害に遭った。目撃した女性が「女性が男に殴られている」と110番。その後、異変を察知した女子生徒の兄が倒れている女子生徒を発見し「家族が刃物で刺された」と110番した。現場からは血痕のついた包丁が1本発見された。
事件から約15分後の14日午後8時半すぎ、現場から南に約1・4キロ離れた交番で、両手にけがをして出血している20代の男性を通行人の40代男性が発見し通報。駆け付けた警察官が確保した。
(以下、略。埼玉新聞の記事から引用)
起訴前に2度も精神鑑定を実施するのは極めて異例です。おそらく最初の精神鑑定で、谷内被告は犯行当時、精神障害の影響下で行動していたと推定される旨の鑑定結果が出たのかもしれません。この鑑定結果では起訴できないため、再度の精神鑑定をせざるを得なかったのでは?
鑑定を担当する医師は己の識見に基づいて鑑定を実施します。必ずしも検察の求めに応じた鑑定結果を出すわけではありません
ただ、弁護人は谷内被告の刑事責任能力について、全面的に争う方針に出るものと考えられ、場合によっては3度目となる精神鑑定を求める展開になるのではないか、と予想します
いつも書いているように、2度、3度と精神鑑定を繰り返したところで真相に近づけるとは限らない(精神鑑定も裁判も、所詮は人が行うのですから)わけで、谷内被告の犯行時の精神状態ばかりがフォーカスされるのはいかがなものか、と思ってしまいます
少年刑務所を出所した後、谷内被告が何を思い生活してきたのか、周囲との関係はどうであったのか(打ち解けないまま内の籠る状態であったのか)、価値観や人生観に変化が見られたのか、などなど実際の生活面からアプローチする必要もあると考えます
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