アメリカとイラン 停戦に合意

アメリカとイランが停戦に合意をしたと発表されています
ただし、これはパキスタンのシャリフ首相がSNSに投稿したものであり、イラン政府やアメリカ政府からの公式な発表はまだありません(ブログの記事執筆時点で)
また、イスラエルがこの停戦合意に加わっているのかどうかも不明ですし、停戦合意が守られるのかどうかも不明です


パキスタンのシャバズ・シャリフ首相は8日、中東での交戦を終結させるためのパキスタン政府の仲介によって、米国、イラン、そして両国の同盟国がレバノンを含む「あらゆる場所」での停戦に合意したと発表した。
シャリフ氏はX(旧ツイッター)への投稿で、「イラン・イスラム共和国と米合衆国、そして両国の同盟国が、レバノンを含むあらゆる場所で即時停戦に合意したことを発表できることをうれしく思う」と述べ、「停戦は即時発効する」と強調した。
10日にパキスタンの首都イスラマバードに米イラン両国の代表団を迎え、「最終合意」に向けて協議を行う予定だという。
シャリフ氏は、「『イスラマバード協議』によって持続的な平和が実現し、近日中にさらなる朗報をお伝えできることを心から願っている」と付け加えた。
イランと米国は、ドナルド・トランプ大統領がイランを壊滅させる期限としていた日本時間8日午前9時のわずか1時間前に、2週間の停戦に合意したと発表した。
トランプ氏と緊密な関係を築き、隣国イランの情勢に敏感なパキスタンはここ数週間、イランと米国の仲介役を務めてきた。
(AFPの記事から引用)


過去にはイスラエルによるガザ地区侵攻について、何度もイスラエルとハマスの間で停戦合意が成立したものの、イスラエルはハマスが停戦合意に違反しているとして攻撃を繰り返しており、停戦合意が有名無実化しています
要するにイスラエルは停戦などしたくないのであり、ガザ地区のパレスチナ人をすべて国外に追放した上でガザ地区全土をイスラエルの支配化に置きたいのだと思われます
イランについてもイスラエルの強硬な姿勢が変化するとは考えられず、今後もイランへの攻撃を繰り返すのではないかと懸念されます。アメリカのトランプ大統領もイスラエルの暴走を止めることはできないのは明らかで、イスラエルの暴走を傍観するに留まるのでは?
イラン側も停戦合意を本気で守る気があるのか、疑問です。革命防衛隊はアメリカに敗北した、などと認めたくないはずで、今後も敵対を続けるはずです
何か口実となるものがあれば、イランはホルムズ海峡を通過しようとする船舶へ攻撃を加えるのかもしれません
他方で、イランの最高指導者に選出されたモルダバ師は重傷を負って政務に関与できない状態にあるとされ、単なるお飾り状態です
イラン政府の実権は強硬派である革命防衛隊が握っていますので、従来の方針から転換する可能性は皆無と思われます。即ち、核兵器開発の推進と核兵器搭載可能な長距離弾道ミサイルの開発継続です
ホルムズ海峡の通航の安全が確保されれば一安心ではありますが、イランとイスラエルの対立は相変わらずです。トランプ大統領は自分の手柄を誇示するのでしょうが、単に引っ掻き回しただけというのが実際でしょう

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