米価格の値下がりに思う
スーパーに買い物に行くと、米の価格が安くなったな、と実感します。店によっては会員価格として5キロ3千円を下回る価格で販売していたり、どこか懐かしさの湧くあの「備蓄米」が未だに販売されていたりします
石破内閣の備蓄米放出により米価対策から、高市内閣では一転して「米の価格は市場が決める(政府は米の販売価格に介入しない」と政策が大きくブレてしまっています。これは高市首相の方針と言うよりも、農林水産省と鈴木農水大臣とJA の方針なのだろうと思います
しかし、米の販売価格が高止まりするのではないか懸念されたのに、ここにきて値下がり基調になったのですから農林水産省と鈴木農水大臣とJAの思惑は大きくハズレる結果になりました
(前略)
実は昨年の時点で「6月暴落説が本命」と予測する関係者は少なくなかった。その6月が近づいている。
コメが全く売れないため、卸業者の倉庫は25年産のコメが積み上がっている。一方、8月には早くも今年の新米が市場に出回る。さらに今年のコメは何の問題もなければ収穫量は増えると予想されている。行き場を失った25年産米は6月ごろから市場に投げ売りされ、いよいよ大暴落が始まるというシナリオだ。
JAに批判殺到
消費者は物価上昇と実質賃金の伸び悩みに苦しんでいる。高齢化社会のため年金暮らしの消費者も多い。消費者の“サイフ”を無視した高値に対する憤りは強い。SNS上では鈴木農水相、さらにJAに対する怒りの声で溢れている。
《「価格は市場で決まる」と言っていたはずだけど》、《銭ゲバJAざまぁ》、《JAは欲の皮、恥を知れ!》、《JAどものいいようにはさせない》、《今更だけど、主食で投資して儲けて嬉しいの?》、《JAって今や国民最大の敵では?》、《安い米って悪い事ですか? その事と農家の収入が減る事は別でしょう!》
「一方のJAは危機感を隠そうとせず、政府に備蓄米の買い戻しを迫っています。下落する米価を税金で買い支えしてもらおうというわけです。鈴木憲和農水相も強い意欲を示しており、3月24日の会見で『買入れを実施するために、4月14日に入札を行う』と明言しました。これにXでは《鈴木農水相が国民サイドに立って考えてない事だけは事実です。農水貴族サイドに立って常に発言》など批判が殺到しています。さらにアメリカとイランの戦争が長引き、原油高や調達不足が続けば農家にも大きな影響が出ます。農業機械に必要な軽油の価格が高止まりしますし、肥料の価格も上昇します。消費者の本音は『5キロ2500円』で、これは令和のコメ騒動が起きる前の価格になります。暴落が起きれば現実性のある価格帯ですが、果たして消費者の切実な願いは叶うのか。今のところ予断は許さないというのが実情でしょう」(前出の記者)
(以下、略。デイリー新潮の記事から引用)
政府は米の集荷業者、仲卸業者そしてJAを救済するため、高値で米を買い入れ備蓄米に回すのでしょうか?
そうなれば消費者を無視した、歪んだ農政が続くだけです。「米の販売価格が下がれば米農家が苦しくなる」というのは嘘であり、中間で搾取しているJAが苦しくなるというのが本音でしょう
米騒動と言われたものの、その実態はJAが高値で米を買い集め、意図的に米の価格を引き上げたと考えられます。JAが農家から高値で米を買い集めれば、他の集荷業者はJAよりも高値で米を買い集めるしかありません。その間、農林水産省は根拠不明な数字を出して「米は十分に足りている」とのアナウンスを繰り返していました。陰謀論を説くつもりはありませんが、こうして関係者が意図しないまま手を組む形で米不足と米の販売価格高騰が演出されたのだと思います
JAはともかく、民間の米販売業者は高値で買い付けた米を大量に抱えていますので、これをどうにか売りさばかなければならず、上記の記事によれば6月頃から投げ売りせざるを得なくなるのでしょう
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