自民党大勝を理解できない政治家たち

衆議院議員選挙の結果について政治家や元政治家、政治ジャーナリストがああだ、こうだと語っています。鋭い見識もあれば、トンチンカンな言い分もあり、きちんとした選挙結果分析がまとまるには時間がかかるのでしょう
ただ、昨日も書いたように中道改革連合のように、「自分たちがなぜ負けたのか、その理由が判らない」などと口にしている元議員もいて、現実をありのまま受け止めるのが存外と難しいのだな、と感じます
共産党の小池晃書記局長がラジオ番組に出演し、選挙についてあれこれ語っているのですが、随分と見当外れな見識を述べており、これほど時代錯誤の現状認識しか持っていないのだから共産党が支持されないのは当然、と感じましたので書きます
まず、小池晃書記長は参議院議員ですから、今回の選挙には立候補していません。いわば、客観的に俯瞰できる立場なのでしょう。が、そこはやはり共産党の色眼鏡でしか世間を見ていないと判ります
「女性自身」掲載の記事から引用する部分は赤字で表示します


衆院選の投開票が行われた2月8日、共産党の小池晃書記局長(65)がラジオ番組『衆議院選挙開票スペシャル~みんなのホンネ2026~』(文化放送)に生出演。自民党圧勝という選挙結果を受けて語った政権への厳しい見解が、ネット上で大きな波紋を広げている。
小池氏が番組に出演したのは、開票が進み、自民党の大勝が各メディアで報じられ始めた午後8時半ごろだった。
まず、今回の選挙戦の手応えを問われた小池氏は「後半になるにつれて、(共産党の)訴えへの反応が強くなってきた」と振り返り、「日本の政治全体が右へ右へという風に流れるなかで、やっぱり共産党がこういうときは必要ではないか」という声が確実にあったと分析した。
そのうえで、“きちんと憲法を守り抜く”、“差別は許さない”、“暮らしを守る”という主張が「かなり浸透した」と述べ、自党の政策が一定の支持を得たとの認識を示した。また、出演時点で自民党の圧勝が伝えられていたことについては、強い口調でこう異論を唱えた。

いつも思うのですが、日本共産党は「憲法を守り抜く」意思などありません。彼ら彼女らが目指すのは社会主義革命ですから、当然その理念と日本国憲法は相容れないのであり、日本国憲法を廃止して社会主義の理念をこれでもかと盛り込んだ憲法の制定を目指すはずです。個人の事由や尊厳を守ることより、社会主義体制を優先するのは中国や旧ソ連を見れば明らかです。なので、日本共産党や社民党が自らを護憲勢力と称しているのは国民を欺くための方便です

「この結果をもって、高市さんは国論を二分する政策について信任を得るんだという風に言っておられたんですけど、まかり間違ってもこれですべて信任されたと思わないでいただきたい」
そう前置きした小池氏は、選挙期間中に憲法改正や安全保障、スパイ防止法、消費税といった重要政策について、十分な議論が行われなかったと指摘した。
さらに、選挙期間中に唯一予定されていた党首討論を高市早苗首相(64)がキャンセルしたことに言及し、「はっきりいって逃げてしまった。国民に対しきちんと説明し、討論するということを避けて、高市さんに対するふわっとした個人的な人気だけで信任投票を人気投票的にやった」と批判。「これをもって“政策が支持された”と思ってどんどん進めるってことは、絶対に許されない」と語気を強めた。

政権を握った自民党と高市早苗首相が自身の政策を推進するのは当然であり、選挙とはそうしたものです。小池氏の発言は選挙を否定するものであり、さすがは「強権政治で民意を無視する社会主義」に心酔している人だな、と思います
もちろん、国会に提出される法案について議論するのは当然で、そこで各党が意見を述べ法案の修正を求めるなりするのが議会制民主主義です
さらに書くと、選挙期間中の党首討論など時間の無駄であり、「討論」と銘打っているものの話が噛み合うはずもなく、単なるパフォーマンスの場です。「れいわ」の大石代表が司会者を無視して暴走しまくるような場を「討論」と呼ぶのは大間違いでしょう。次回の選挙から党首討論など止めるべきでは?

そして終盤には番組MCの1人、タレントの大竹まこと(76)から「戦い方はやっぱし今回(の選挙戦)は、自民党はちょっとうまかったなと思うんでけど……」と水を向けられると、小池氏は即座に「“うまい”というより“ずるい”んじゃないですか。やっぱりね。きちんと政策は議論しないとね」と否定したのだった。
こうした小池氏の発言に対し、ネット上では賛否が噴出。「これですべて信任されたと思わないでいただきたい」との指摘には、《これは正論。今回の選挙は与党を選ぶ選挙と言うよりは、国民が「一部の野党にノーを叩きつけた選挙」という方が正しい》《その通り。でも、あんたらそれを崩せなかったじゃん》などと、一定の理解を示す声も見られた。

選挙の戦い方云々については昨日も書いたように、立憲民主党の野田代表は「いつ解散・総選挙があってもおかしくない。常在戦場で準備していく」などと昨年10月から発言していました。が、まったく準備が進まず、最後は公明党と一緒になって中道改革連合という、選挙のための互助会を結成する悪手に走ったわけです
その前には立憲民主党の和泉代表時代、共産党と手を組んだため世間からは「立憲共産党」と揶揄されました。この選挙協力も大した成果を収めることができず、党内からも批判が噴出したのは誰もが承知している事実です。その誤りを今回も繰り返したのであり、見識のなさがありありです

いっぽうで、今回の自民党圧勝の理由を「高市さんに対するふわっとした個人的な人気だけ」とした点については、批判的な意見が相次いでいる。
《この発言、視点を変えれば国民を馬鹿にしていません? 国民への批判ですか?共産党さん、今回の総選挙に民意を真摯に受け入れるべきです》
《ふわっとしたものに勝てる堅実な政策を打ち出せていなかった。ってことじゃ?》

政治家の悪い癖で、「有権者は政治のことなどろくに判らないまま、その時々の空気に流される愚民」だと決めつけている現れでしょう。国会議員だけが政治を判っており、有権者は政治のことを理解していないと
しかし、寄せられた一般人の見識の方がはるかにまともであり、政治を冷静に眺めているのが判ります。政治家は政治に通じているのではなく、単に政局に翻弄されているだけです。政治と政局は別物であると、政治家本人が判っていないのでは?

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