店の壁に遺体隠す バー経営者による猟奇殺人?

北海道日高町のバー経営者松倉俊彦容疑者(49)が交際相手だった看護師の女性を殺害し、店の壁の奥部分に遺体を隠していたとして逮捕された事件
一見すると猟奇殺人のようですが、必ずしもそうではないとデイリー新潮が記事にしています
計画性のない殺人だったため遺体の始末に困り、さりとて自首する気にもなれず、遺体をバーの店内に隠した…との仮説です


(前略)
担当記者は「逮捕時、松倉容疑者は49歳でした。そして看護師の女性はバーの常連客だったことが分かっています」と言う。
「女性は殺害される前、周囲に『大晦日は彼氏と過ごす』と話していたことも道警は把握しています。死体を遺棄したのは大晦日の可能性が高く、道警は看護師の言っていた“彼氏”が松倉容疑者なのかどうか、殺人容疑も視野に入れて捜査を進めています。松倉容疑者は1月2日には店を開けており、一部の地元メディアは関係者を取材し、2日の店内では4、5台の空気清浄機が動いていたと伝えています。遺体の腐敗臭を隠そうとしていた可能性があります」
SNSのXを見ると「壁から遺体が見つかるなんて信じられない」という声が圧倒的に多い。さらに事件に対して猟奇的な印象を持ったという感想も目立つ。
一体全体、松倉容疑者は何のために壁に遺体を隠したのか、どういう心理状態だったのか──と首を傾げる方も少なくないだろう。そこで犯罪心理学者で東京未来大学副学長の出口保行教授に取材を依頼した。
事件を解く鍵は「絞殺」
「この殺人事件を『容疑者は被害者の遺体をわざと店内の壁に隠し、何食わぬ顔をして店を開け、客との応対を楽しんでいた』と解釈すれば、確かに猟奇的な印象が強くなります。しかし犯罪心理学の基本に立ち返って分析すると、むしろ逆の可能性が高まるのではないでしょうか。そもそも殺人事件においては、加害者と被害者の間に面識がある割合は90%を超えます。つまり多くの殺人では加害者と被害者の間に濃密な人間関係が存在し、そこで生じたトラブルを一気に解消するために行われるのです。強盗殺人であれば、加害者が面識のない被害者を殺めるケースもありますが、それと殺人事件は異なるのです」(出口教授)
被害者の女性看護師はバーの常連客だったことが分かっている。さらにふたりがより深い関係だったのかという点についても道警が捜査している。
「今回の事件で私が注目したいのは、複数のメディアが『ロープのようなもので首を絞めた』と報じていることです。日本では加害者が事前に計画を練って殺人に及んだ場合、凶器として刃物が使われる傾向があります。一方、素手やロープで首を絞めて殺害した場合は突発的な事件であることが多いのです。感情の行き違いから、容疑者が突発的に被害者を殺してしまったとしましょう。濃密な人間関係が存在するので、我に返った容疑者の多くはパニック状態に陥ります。計画性がないので、遺体の処理にも困り果てます」(同・出口教授)
(以下、略。デイリー新潮の記事から引用)


仮説としてはそうなるのでしょう。ただ、なぜ松倉容疑者が唐突に工藤日菜野さんを殺害しなければならなかったのか、です
2人は交際していたわけで、大晦日に2人で過ごすというシチュエーションです。和やかに歓談して新年を迎えるはずだったと思われます
何が原因で口論となり、殺意を抱くまで感情が高ぶってしまったのか。そもそも口論に発展したとしても、殺害に至るというのはあくまで異例であり、特殊なケースです
手を出すことはあっても絞殺しようとするのは尋常ではありません
殺害後、我にかえった松倉容疑者は遺体の始末に困惑し、外へ運び出す決心もつかず、店の壁の奥に遺体を隠し、板で塞いだのでしょう
店を閉めたままでは疑われてしまうと考え、営業を続けていたものと思われます
工藤さんが出勤しなかったため警察に届け出がされ、松倉容疑者も警察からの聴取を受け、隠しきれないと観念して遺体を隠したことを自供したとされます。ただ、工藤さんとの間で何があったのかはまだ不明のままです

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