飯能市一家殺害 斎藤被告の公判は来年2月
3年前の2022年12月、飯能市に暮らすビショップ・ウィリアムさん一家の3人が斎藤淳被告に殺害される事件がありました
斎藤被告に対しては2度の精神鑑定が実施されています。初回の精神鑑定で刑事責任問えると判断した検察が起訴したものの、公判前の争点整理で弁護側が鑑定結果に異論を申し立て、その結果2度目の精神鑑定が行われています
ですから、事件から丸3年を経過し、ようやく来年の2月、初公判を迎える予定となっています。3人殺害の凶悪な犯行ですから死刑の求刑が想定されます
ただ、弁護側は精神障害の影響を主張し、心神喪失により無罪とすべきだと訴えるのでしょう
◆裁判の2つの争点
「’21年夏に、Aさんが保有する高級外国車の側面がドライバーのような物でえぐられる事件がありました。奥さんは周囲に『修理費が100万円もした。なぜキズつけられるかわからない』と、不安を吐露していたようです。
このトラブルで、器物損壊の疑いで逮捕されたのが斎藤被告でした。斎藤被告はAさん宅に石を投げつけるなど、何度も嫌がらせをし他にも複数の逮捕歴があります。ただ、いずれも証拠が不十分だったようで不起訴になっていたんです」(前出・記者)
過去のトラブルや鈍器で何度も被害者を殴り家に放火するという経緯から、斎藤被告にはA氏家族への強い恨みが感じられる。だが明確な犯行動機は不明だ。
元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏が、初公判が決まった斎藤被告の裁判について解説する。
「裁判のポイントは2つあると思います。1つは犯行動機です。事件への関与を一貫して否定しているようですが、被告が被害家族との関係をどこまで話すか。検察側が、事件の背景をどれだけ把握しているかが焦点となるでしょう。
2つ目は被告の刑事責任能力の有無です。おそらく早い段階で、鑑定留置を担当した精神科医が証人として出廷すると思います。医師が話す内容がカギとなる。責任能力が認められれば、家族3人の命が奪われたのですから極刑もありうるでしょう」
公判は全7回が予定され、判決は’26年3月16日に言い渡される予定だ。
(FRIDAYの記事から引用)
斎藤被告が犯行動機など供述をせず、黙秘しているため詳細な報道がないままです。被害を受けたビショップさん一家と斎藤被告との間に接点は浮かんでおらず、斎藤被告側が一方的に石を投げたり車を傷つけるなど嫌がらせを繰り返した上、本件犯行に至ったと見られます
なぜ、斎藤被告がビショップさんに対して攻撃を繰り返したのか、自分の仮説は以前に当ブログに書いたとおりです
実生活(斎藤被告は映画監督を目指していた)が上手くいかず、さまざまな障害やトラブルに遭遇したのを斎藤被告は「誰かが妨害しているからだ」と思い込み、被害妄想を抱くようになったのではないか、と思われます。近隣に住むビショップさんを「アメリカのスパイ」だと決めつけ、自分を監視し、あらゆる妨害を企てる悪の権化だと認識していたのかもしれません。あるいは「アメリカ政府は自分の才能を恐れ、封じ込めようとしている」といった過大な自己評価とその挫折を糊塗するために生み出した屁理屈なのか…との仮説です(根拠はありません。あくまで自分の想像です)
斎藤被告が大小さまざまな挫折を経験したとしても、それは誰かが妨害しているのではなく、彼の不注意や偶然によるものでしょう。もしかすると斎藤被告には発達障害があり、物事を計画的に進めたり、大勢の人と意思疎通を図るのが苦手だったりするのではないでしょうか?そうであるなら多くの人に協力してもらう映画作りなど、斎藤被告が思い通りに進めるのはとても難しいはずです
しかし、発達障害の一種を抱えているとの自覚がないのであれば、それら大小のトラブルを自分の能力の欠如の結果とは思わず、誰かのせいにすることも十分に考えられます
公判では2回実施された精神鑑定結果が明かされるはずですから、まずはそこに注目しましょう
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