警視庁警部補 捜査情報漏洩で再逮捕
先月も取り上げたように、いわゆるマル暴の警部補が風俗店に女性を斡旋するスカウト組織に捜査情報を漏らしていた、として逮捕されています。神保大輔容疑者(43)の自宅からは現金900万円余が発見されており、情報提供の見返りだったのでしょう
警察官は不正な金を受け取っていないか、またはサラ金などに多額の借金をしていないかチェックするため、年に数度は上司に預金通帳を見せて潔白を証明する必要があると耳にしたことがあります
神保容疑者が受け取った金は預金口座に入金するわけにもいかず、そのまま現金で所持するしかなかったのでしょう(当然、所得としても申告はできません)。ちなみに犯罪で得た収益は裁判所の判断で没収されます
国内最大級のスカウトグループ「ナチュラル」に捜査情報を漏らしたとして、警視庁の警部補が逮捕された地方公務員法違反事件で、警視庁は近く、別の捜査情報を漏洩(ろうえい)したとして警部補を同容疑で再逮捕する方針を固めた。警察関係者への取材でわかった。
警察関係者によると、警視庁暴力団対策課警部補の神保大輔容疑者(43)の再逮捕容疑は、7月ごろ、警視庁が捜査用カメラで撮影していたメンバーらの関係先のリストを、ナチュラル側に漏らしたというもの。職場で情報を確認し、ナチュラルが数千万円かけて独自に開発したスマートフォンアプリを使ってリストを送信したとみられるという。
神保容疑者は、ナチュラル側にメンバーの関係先が捜査用カメラにどう映っているかがわかる画像を4月下旬と5月上旬に送信したとして、11月12日に逮捕された。警視庁は認否を明らかにしていない。
ナチュラルは、女性をスカウトして、全国の風俗店に違法に紹介するなどして2022年に44・5億円を得ており、勢力は全国で少なくとも約1500人に上る。全国の警察が「匿名・流動型犯罪グループ(匿流)」として、メンバーの摘発を進めている。
(朝日新聞の記事から引用)
捜査情報の漏洩によって数度の摘発の機会を逸したものと思われます。つまり、国民の税金で成り立っている警察活動を妨げたのであり、腹立たしい限りです
前回も触れたように、神保容疑者は暴力団や半グレから情報を引き出すのが巧みで、警察内部では重宝がられる存在だったようですが、その分、反社会的組織との関係が近すぎると警戒する声も出ていたようです。スカウト集団「ナチュラル」の捜査チームからは外されたものの、捜査情報にアクセスする権限はあったと報道されています
暴力団や半グレと近すぎる関係を懸念するのであるなら、神保容疑者を暴力団等の捜査に当たる部門から外し、交通課や地域課へ転属させる手もあったはずです
なぜそうしなかったのか?
組織の上司の誰かが、「あいつは役に立つ男だから」と、暴力団対策課にとどめ置くよう主張した結果でしょう。その間抜けな上司の判断によって捜査情報が筒抜けになっていたのですから、当然監督責任を問わなければなりません
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