警視庁警部補 トクリュウ組織に捜査情報流す
刑事ドラマやヤクザ映画には、反社会的勢力に警察の捜査情報を売る刑事が登場します。捜査情報提供の見返りとして金を受け取ったり、女を世話してもらうなどなど、警察官としての矜持など欠片もない悪徳警官として描かれます
現実問題として捜査情報を漏らす警察官は跡を絶たず、そこはやはり人間の弱みなのでしょう
警視庁で暴力団対策を担っていた43歳の警部補が、違法スカウト組織に捜査情報を提供していた、として逮捕されています
ホストクラブにはまった女性が多額の借金を抱えると、こうした違法スカウト組織が介入して風俗店を紹介し、借金返済のため働かせる仕組みがあります。本来、無許可で職業斡旋するのは違法ですし、こうした違法スカウト組織はホストクラブとグルであり、女性を売り飛ばす目的でホストクラブ漬けにしている側面もあります
警視庁に重大な不祥事が発覚した。「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」と位置づけ、警察当局が組織をあげて摘発を進める全国最大規模の違法スカウト組織「ナチュラル」に捜査情報を漏らしたとして、11月12日、警視庁暴力団対策課の警部補、神保大輔容疑者(43)が地方公務員法(守秘義務)違反の容疑で逮捕されたのだ。
捕容疑は、今年4月と5月にナチュラルの関係先に監視用として設置されていたカメラで撮影した画像を、ナチュラル内部で開発したスマートフォンの連絡用アプリを通じて提供したというもの。
自宅からは現金900万円が見つかっており、捜査班の主要メンバーでありながら、逆に捜査対象に取り込まれたとみられている」(捜査関係者)
重要ターゲットが逮捕の数日前に逃亡
実は、警察内部では早くからある噂が囁かれていた。
「捜査の情報が筒抜けになっているのではないか」
発端は2025年1月下旬。警視庁の暴力団対策課を中心とした捜査班が、幹部を含む一斉逮捕に動いたことがあった。当時を知る捜査関係者が振り返る。
「逮捕予定の人物を徹底的にマークし、都内でコウカク(行動確認)までしていたのだが、着手の2、3日前に一斉に姿をくらませた。情報が完全に抜けていたとしか考えられなかった」
結局、末端の集金担当の2人しか逮捕できず、捜査は明らかな失敗に終わる。
若い頃から女好きで有名…神保容疑者の私生活
警視庁で組織内の監察や不祥事を担当する「警務部人事一課(通称・ジンイチ)」が密かに動き出したのはこの頃だ。
「今回逮捕された神保は、私生活の乱れが以前から指摘され、素行不良者として早い段階からマークされていた」(警察関係者)
04年に警視庁に採用され、組織犯罪捜査に長年携わってきた神保容疑者。20年12月に組織犯罪対策四課(現・暴力団対策課)に着任し、23年頃から今年3月までナチュラルの捜査を担当していた。
(以下、略。文春オンラインから引用)
全国各地で、違法スカウト組織壊滅のため捜査が行われているわけですが、捜査情報が筒抜けではままなりません
また、大阪府警では上記の記事にある「ナチュラル」の事務所に家宅捜索に入った際、刑事が「ナチュラル」のメンバーとみられる男性に暴行を加えたとして2人が逮捕され、捜査は中止される事態も起きています
いつもの、「大阪や。開けーや!」と怒鳴り込む大阪府警式の捜査の結果でしょう。が、明確に公務執行妨害に該当する場合を除いて、暴力を振るったり制圧するのは職務権限を逸脱したものですから、警察官が逮捕されるのは当然です
話を戻し、神保容疑者は情報提供の見返りとして多額の金を受け取っていますし、情報漏洩の影響も大きいため、「すでに懲戒免職処分という社会的制裁を受けているから執行猶予付き判決」とはいかず実刑が科されるはずです
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