女児５人に性的暴行 友野被告に懲役２４年判決
３３歳の男が学校帰りの女子児童を呼び止め、空き家に連れ込んで性的暴行を加えるという野良犬のような犯行を繰り返した事件です
起訴されている友野勝被告に対し、千葉地裁は懲役２４年の判決を言い渡しています（求刑は懲役２８年）
友野被告は裁判の冒頭で謝罪の言葉を口にしていますが、それ以外は黙秘を貫いています
下校途中の小学生の女児5人を脅して性的暴行を加えたなどとして、不同意性交致傷や性的姿態撮影処罰法違反などの罪に問われた配送業、友野勝被告（33）の裁判員裁判で、千葉地裁（池田知史裁判長）は14日、懲役24年（求刑懲役28年）の判決を言い渡した。
池田裁判長は判決理由で、被告が抵抗力の乏しい小学生を狙い、その生活圏内で物陰に連れ込んで暴行したと指摘。「児童の人格や尊厳を踏みにじり、強い不快感と屈辱感を与え、非常に悪質だ」とした。一方で性依存の治療や弁償を進めていることも考慮した。
判決によると、被告は昨年4～10月、千葉県内で女児5人に対し「泣いたら殺すよ」などと言って性的暴行を加え、うち1人にけがをさせた。3人についてはその様子を動画撮影した。また、駅や路上で成人女性の下着を盗撮した。
（共同通信の記事から引用）
先述のとおり、友野被告は黙秘を続けていましたので、記事にあるところの「性依存症の治療や弁償を進めている」との部分は弁護人が公判で申し立てたものでしょう。つまり友野被告本人の意志であるかどうかは疑わしく感じられます
弁護人が独断でそのように語ったとは思えませんので、友野被告の親などが弁護人と話し合い、被害者になにがしかの被害弁償を行う方向で検討しているものと想像します
ただ、性依存症の治療というのは本人に治療を受けて少しでも依存症の改善を図りたい、との意志があってこそ、治療効果を発揮するものです
親族の意向で無理やり治療を受けさせたところで、治療効果は期待できません。本当に友野被告に治療を受ける意志があるのでしょうか？
刑務所内での治療プログラムも同じことで、刑務所に収監されているからと無理やり治療プログラムに参加させても効果はありません
そもそも２４年後には友野被告の親も亡くなってしまい、友野被告を監督して更生させる役割を担う人物はいない可能性もあります
この事件は報道も少なく、友野被告がどのような人物であったか掘り下げた記事も見当たらないため、被告の人物像さえ不明なままです。極めて残忍、淫蕩な人物なのか。あるいは対人接触が苦手で同年代の女性とは会話もできないほど内向的な人物だったのか、はたまた女児ばかりに執着する小児性愛者なのか、判らないまま判決を迎えていますのでどうにも論評しにくい事件です
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