日大重量挙部監督 学費詐取を公判で否認
授業料免除の待遇で日本大学に入学した重量挙部の学生から、入学金や授業料は1年生時に納付が必要だと騙して金を詐取したとして、詐欺罪に問われた同部元監督の難波謙二被告(64)の裁判が始まりました
難波被告は無罪を主張し争う構えです
日本大重量挙げ部に入部予定の奨学生の保護者らから授業料などを不正に徴収していたとして、詐欺罪に問われた同部元監督の無職、難波謙二被告(64)の初公判が8日、東京地裁(駒田秀和裁判長)で開かれた。難波被告は「間違っていることがあります」と起訴内容を否認した。
検察側は冒頭陳述で、被告が長年にわたって重量挙げ部の監督や生物資源科学部の教授を務め、「絶大な権力を有していた」と指摘。重量挙げ部の奨学生から入学に際して必要な金銭を「代理徴収」する慣習を悪用し、平成14年度入学分から、保護者から現金をだまし取っていたと主張した。
27年度入学分からは重量挙部のコーチだった男性が中心となって手続きを担ったが、保護者宛てに送る文書の内容などの報告を受けていたという。
弁護側は「(共犯者との)共謀はなく指示をした事実はない」などと意見を述べた。
起訴状によると、同部のコーチと共謀の上、令和4年12月ごろと5年12月ごろ、日大重量挙げ部に入部予定の奨学生の保護者計8人から計約1千万円をだまし取ったとしている。
(産経新聞の記事から引用)
重量挙部のコーチに難波被告が指示して騙し取っていたと、検察は事件の構図を示しているわけですが、難波被告は「(コーチと)共謀していない」と否認し、無罪判決を得るつもりのようです
しかし、難波被告が高級外車など乗り回していた、とも報道されており、日本大学の内部調査で難波被告が奨学生や保護者を騙し本来納付する必要のない入学金や授業料を騙し取っていたと認定しています
コーチにすべての責任を押し付け、自分だけ逃げおおせるつもりなのか、と呆れます。コーチの方は重量挙部監督である難波被告の指示でやったと証言するでしょう
みっともない姿を晒して世間の顰蹙を買うような真似はせず、潔く罪を認めて関係者に謝罪すべきなのでは?
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