八戸５歳児虐待死　関川被告は公判で無罪主張: 夾竹桃日記

2025年10月08日

八戸５歳児虐待死　関川被告は公判で無罪主張

八戸市の住宅で当時５歳の女の子が冷水を浴びせられたまま放置され、低体温症で死亡したのが２０２４年１月です。真冬の青森がどれだけ寒いかを想像すれば、犯人として逮捕、起訴された関川亮被告の所業がどれだけ悪辣で残忍なものであったか判ります

死亡した宮本望愛ちゃんの母親である宮本菜々美受刑者は先に懲役９年の有罪判決が確定し、服役中です。母親の連れ子に暴行を加えて死亡させるという典型的な事件ですが、児童相談所の杜撰な対応も相まって世間の注目を集めました

主犯格である関川亮被告の公判がようやく始まり、関川被告は臆面もなく無罪だと主張しています。反省も後悔もまったくない態度です

八戸市で２０２４年１月、母親の交際相手から水をかけられて放置された女児（当時５歳）が死亡した事件で、保護責任者遺棄致死罪に問われた交際相手の無職関川亮被告（３３）の裁判員裁判の初公判が６日、青森地裁（蔵本匡成裁判長）であった。関川被告は「水をかけたところ、水の入った浴槽の中に入れたというのと、（午後）９時半まで放置したところが違います」と起訴事実の大半を否認し、無罪を主張した。

起訴状によると、関川被告は宮本菜々美被告（２３）（同罪で懲役９年が確定）と共謀して２４年１月７日午後５時頃～午後９時半頃、八戸市の自宅マンション浴室で服を着せたまま宮本被告の長女の望愛ののちゃんを水でぬらし、水のたまった浴槽内に入れて水にぬれるのを避けがたい状態にして放置し、低体温症による急性循環不全で死亡させたとしている。

検察側は冒頭陳述で、関川被告が２３年１１月頃からしつけのため、服を着たままの望愛ちゃんを水でぬらして寒い浴室内に放置する行為を始めたと説明。事件当日は水位約１５センチの浴槽内に望愛ちゃんを立たせ、そのまま約４時間半放置して死なせたとした。

検察側はこの日、事件当時に望愛ちゃんが着ていた衣類の一部が水を吸って２倍以上の重さになったことや、病院搬送時に体温が２１・４度で低体温状態だったという証拠も提示した。

この日は事件当時の望愛ちゃんの心理状態の鑑定を担当した医師が証人としてオンラインで出席。食事を満足に与えられずに暴力をふるわれたり、水をかけられて放置される行為を繰り返されたりする中で、望愛ちゃんが「自分としてできることがなく、許してもらうのを待つ」という考えを抱いていたと主張した。

弁護側は、関川被告が浴室に望愛ちゃんを連れて行ったことは認めた上で、望愛ちゃんに服を着せたまま水をかけ、浴槽内に入ってとどまるよう命じたことは否認。関川被告が事件当時に持っていた認識について争うとし、関川被告の行為が「遺棄に該当せず、故意はない」とした。

（読売新聞の記事から引用）

これだけのことをしでかしておいて、堂々と無罪を主張する関川被告の頭の中はどうなっているのか、と思うばかりです

自己保身しかないのでしょう

３０歳で仕事もせずブラブラしていた挙げ句、５歳のこどもを嬲り殺すしかできない男の主張にどれだけの真実があるのでしょうか？

証人として出廷した宮本菜々美受刑者は関川被告が同様の虐待を繰り返していた、と証言しています

裁判が始まったばかりなので、判決についてあれこれ書くのは早計ですが、懲役１８年くらいの求刑になると予想します

どうにも虐待を加えて死亡させる事件（殺人罪に問えるほど明確な殺意があったとは認定されず、過失致死罪や保護責任者遺棄致死罪に問われる場合がほとんどです）では、刑罰が軽すぎです

自身を守るだけの力な乏しい幼児の虐待死では、殺人事件と同等の刑罰を科さないとだめでしょう