吉本芸人 オンラインカジノで6人書類送検
賭博で逮捕されるのは違法営業しているゲーム喫茶や闇カジノ、と決まっていた感があります。少なくとも、オンラインカジノで数十人もの逮捕者が出たとの報道を見た記憶はありません
だからといって取締が行われていなかったわけではなく、過去には逮捕された人間がいたのでしょう
ですが世間一般には、「オンラインカジノは捕まらない」とか、「日本にはオンラインカジノを取り締まる法律がない」などのイメージが広がり定着していたのでしょう
先だっての警察の発表では、オンラインカジノの利用者が日本では337万人を超えるとの推計が打ち出されていました。とんでもない数です
今年の2月には、オンラインカジノ賭博絡みで吉本興業の芸人が警察の事情聴取を受けた、との報道が出ました。その続報があったので取り上げます
吉本興業のお笑い芸人6人が、オンラインカジノで賭博をした疑いで書類送検されました。
中には、吉本興業に給料の前借りをした人も。
その額は数千万円規模だったということです。
書類送検されたのは、ダイタクの吉本大さん(40)、9番街レトロのなかむら★しゅんさん(31)、ダンビラムーチョの大原優一さん(35)など。
警視庁によれば、6人は2023年1月から2024年12月にかけてスマートフォンなどからオンラインカジノにアクセスし、賭博をした疑いが持たれています。
全員が容疑を認めていて、吉本大さんは「当初はグレーだと認識していた。自宅や移動中、仕事の待ち時間など、ハマった時はほぼ毎日勝負をしていた」と話しています。
6人の多くが利用していたのが「スポーツベットアイオー」。
このサイトで賭博した経験があるという男性は、「賭けた総金額で言うと1億3000万円くらい。負けた金額がマイナス1000万円くらい。スマホ1つで気軽に始められて24時間できて、(スポーツ賭博だと)30秒、2分で結果が出る。結婚しているが、妻にも内緒でやってたんで、『取り戻さなきゃいけない』というふうになって、どんどん沼にはまっていく」と話します。
男性によると、高額利用者は特別待遇を受けるVIP会員に誘われ、その結果、さらに利用するよう仕向けられるといいます。
(中略)
書類送検された6人の芸人の中には、2年半で5000万円以上を賭け、収支が1260万円のマイナスになった人や、芸人仲間から金を借りてギャンブルをしていた人もいたということです。
吉本興業は「世間をお騒がせしましたこと、関係者、ファンの皆さまにご迷惑・ご心配をおかけしたこと、おわび申し上げます。引き続き当局の捜査に協力しつつ、研修の実施など会社全体で再発防止に取り組んでまいります」とコメントしています。
(FNNプライムオンラインの記事から引用)
警察からの事情聴取がなければ借金地獄に落ちていたかもしれません。自分の意志でギャンブルは止められなかったのだろうと推測されます
昔から「女遊びと博打をやってこそ芸人」という、誤ったイメージが流布されており、今回書類送検された6人の中にもそう思い込んでいた人物がいたのかもしれません
この6人がギャンブル依存から抜け出せるのであれば、今回の書類送検も無駄にはならないのでしょう
ただ、6人以外の300万人は相変わらずオンラインカジノに興じ、多額の借金をせっせと作っているのかもしれず、何とも嫌な感じが残ります
逮捕とか取り調べを受けるとか、危機場面に遭遇しないとなかなか目が覚めないのだと思います
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