岡山女児殺害事件を考える 勝田受刑者を加古川殺人で起訴

2004年に岡山県津山市で当時9歳の女の子を殺害し、無期懲役の判決が確定している勝田州彦受刑者は、他にも複数の少女殺害や殺害未遂事件に関与していると見られていました
神戸地検は勝田受刑者が精神鑑定を実施し、その結果を受けて2007年の加古川市での女児殺害事件と、2006年のたつの市での女児殺害未遂事件で起訴した、と報じられています
2025年の現時点で、2007年当時の精神状態を調べろ、というのも無茶な話ですが、勝田受刑者は過去にも複数回、少女への暴行事件で逮捕・起訴されていますので、当時の捜査記録などを許に精神科医が鑑定し、精神障害があったとは認められないと結論付けたのでしょう


兵庫県加古川市で2007年、小学2年の女児(当時7)が殺害された事件で、神戸地検は19日、勝田州彦容疑者(46)を殺人罪で起訴し、発表した。06年に同県たつの市で小学4年の女児(当時9)が刺された事件についても殺人未遂罪で起訴した。地検は認否を明らかにしていない。
地検は昨年12月から約3カ月間、事件当時の精神状況を調べるための鑑定留置を実施し、刑事責任能力を問えると判断した。
起訴状によると、勝田容疑者は07年10月16日午後6時すぎ、加古川市内の小2女児宅の玄関付近で、女児の胸などをクラフトナイフで2回刺し、失血死で殺害したとされる。
また06年9月28日午後6時20分ごろ、たつの市内の路上で、自転車で帰宅中だった小4女児の腹や胸などをクラフトナイフで刺し、肝損傷など約2カ月の重傷を負わせたとされる。
県警によると、勝田容疑者は逮捕前の任意聴取で両事件への関与を認めた。だが逮捕後は、たつの市の事件については刺したことは認めたうえで殺意を否認。加古川市の事件については黙秘していた。
勝田容疑者は、04年に岡山県津山市で女児(当時9)が殺害された事件で18年に逮捕され、23年に最高裁で無期懲役の判決が確定している。
加古川市の小2女児の遺族は19日、代理人弁護士を通じて以下のコメントを出した。
「11月の逮捕から約4カ月経ち、本日、起訴され、ようやく裁判という次の段階に進むこととなりました。亡くなった娘のために、私たち家族はこの裁判にしっかりと向き合っていくと共に、裁判の中で真実が明らかになってほしいと思っています」とコメントした。
(朝日新聞の記事から引用)


何度も書いているのですが、兵庫県西部で少女への傷害事件を繰り返していた勝田州彦受刑者を、なぜもっと早い時期に徹底して捜査しなかったのか、兵庫県警の捜査手法が大いに疑問です
既に当ブログの過去記事でも書いたように、勝田受刑者は2009年の7月から10月までの間、兵庫県の姫路市や三木市で小学1年生から高校3年生までの少女を5人の腹部をすれ違いざまに殴る事件を起こし、懲役4年の刑が下されています。それ以前にも、明石市内で少女の腹を殴る犯行で逮捕された前科があります
つまり、兵庫県西部地域で少女を襲う傷害事件があれば真っ先に疑われて然るべき要注意人物だったわけです
今回は殺人罪と殺人未遂で起訴されたものの、岡山の女児殺害は既に無期懲役判決が確定しているため併合して審議されたりはしません。また新たに無期懲役判決を下すのか、それとも死刑判決を下すのか、裁判官の判断に注目しましょう

(関連記事)
岡山女児殺害事件を考える 勝田受刑者をまた精神鑑定
岡山女児殺害事件を考える 勝田受刑者と父親
岡山女児殺害事件を考える 勝田州彦受刑者とは
岡山女児殺害事件を考える 加古川女児殺害も自供
岡山女児殺害事件を考える 精神鑑定で語った事実
岡山女児殺害事件を考える 無期懲役判決
岡山女児殺害事件を考える 判決前に争点確認
岡山女児殺害事件を考える 無期懲役を求刑
岡山女児殺害事件を考える 勝田被告が公判で黙秘
岡山女児殺害事件を考える 自供内容は全部ウソと主張
岡山女児殺害事件を考える 自白のビデオ画像
岡山女児殺害事件を考える 手紙に「女の子の首を絞めた」
岡山女児殺害事件を考える 初公判で否認
岡山女児殺害事件を考える 初公判は10月6日
岡山少女殺害事件を考える 自供の真偽でモメる
岡山少女殺害事件を考える 父親は警察官
岡山少女殺害事件を考える 公判前争点整理でも全面否認
岡山女児殺害事件を考える 一転して殺害否認
岡山女児殺害事件を考える 14年間の捜査は?
岡山女児殺害事件を考える 未解決の女児殺害事件にも関与か
岡山女児殺害事件を考える 性犯罪防止プログラムは役に立たないか
岡山女児殺害事件を考える 岡山、兵庫県警で連携なし
岡山女児殺害事件を考える 勝田容疑者の異常性癖
岡山女児殺害事件を考える 14年目で犯人特定