成田市会議員 女児わいせつで執行猶予付有罪判決

当ブログで繰り返し取り上げてきた成田市の市議会議員星野慎太郎被告による女児への強制わいせつ事件で、千葉地裁は懲役1年6月執行猶予4年の判決を言い渡しています。検察の求刑が懲役1年6月ですから、検察の立証をほぼ認めた形です
無罪を主張してきた星野被告は判決を受け入れるのか、有罪の判断を不服として控訴するのか、注目されます


2022年11月、千葉県成田市で当時11歳の小学生の女の子に抱きついてキスをするわいせつな行為をした罪に問われている成田市議会議員の星野慎太郎被告に対し、千葉地裁は19日、懲役1年6か月執行猶予4年を言い渡しました。
これまでの裁判で、星野被告は「本件は警察と検察が作り上げた冤罪事件。私は無実です」などと無罪を主張していました。
千葉地裁は19日の判決で、星野被告が女の子との電話において、自分の事務所に併設した図書施設に1人で来るように求めた上、「ハグしていい?」「キスとかしていい?」などと言っていたことが確認され、女の子に対し、異性として性的関心や興味を有していたことが推認できると指摘。その上で、「被害者の信頼を裏切る卑劣な犯行」とし、懲役1年6か月執行猶予4年を言い渡しました。
(日テレNEWSの記事から引用)


星野被告は女子児童に電話をし、「ハグやキスをしてあげる」などと言い、ひとりで図書施設に来るよう求めるなどしていたのですが、もちろん電話での会話内容は録音されておらず、被害を受けた女児の証言だけが立件の根拠です。他にも女子児童の体を触るなど、わいせつ行為があったのですが、こちらも目撃者はおらず物的証拠もなく、女児の申し立てだけが立件の根拠です
なので星野被告は「こどもの言い分などいくらでも否定できる」と決めつけ、無罪を主張してきたのでしょう
判決では女児の証言を信頼できると認めた上で、星野被告の無罪主張を信用できないと退けています
勇気をもって証言した女児たちに、「あなたたちが正しいと裁判は認めたんだよ」と称賛してあげたい気分です。よく頑張りました
逆に、こどもを見下し己の性欲発散の道具にしようと犯行を繰り返し、なおかつ法廷でも彼女らの証言を「嘘」だと言い放った星野被告は猛省すべきでしょう
犯行を否認したままの星野被告に執行猶予付き判決を言い渡した裁判官の判断は疑問が残りますが、まずは戦い抜いた彼女らに「お疲れ様」と声をかけてあげたくなります

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