ディズニ映画「白雪姫」 駄作と酷評される
ディズニーは劇場版アニメーションで取り上げた古典的名作を実写化したり、逆に実写映画で取り上げた古典的名作をアニメーション化するといった具合に使い回しをしています
それでもこどもに安心して見せられるファミリー映画、という鉄板の評価があるため、そこそこ興行収入を稼いでいます
ただ、必ずしも世間から好評を持って迎えられるとは限らず、2023年公開の「リトル・マーメイド」ではアフリカ系黒人女優が人魚姫を演じ、一部から批判が起こりました
そしてこの度公開されたディズニーの新作「白雪姫」においても、ラテンアメリカ系女優が白雪姫を演じ、いわば人種の多様性を主張する作品となったのですが、好評とは言い難い反応が目につきます
「今回の実写化では、1937年のアニメーションから変更された部分がとにかく多いんです。まず“白馬の王子様”は登場せず、白雪姫が“王子様を待つ可憐なお姫様”から“強いリーダー”になっています。非力なお姫様が王子様に救われるのではなく、女性自身で未来を切り拓いていく、今っぽいといえば今っぽいストーリー展開です。
さらに『白雪姫』という命名の由来が、原作は “雪のように白い肌だから”なのに対し、実写では“雪嵐の中を生き残ったから”になっていたりもします。強い女性を表したかったのでしょうが、大胆な改変についていけない人が多いのは仕方ないと思います」(映画ライター、以下同)
SNSや口コミサイトでは
《確実に今年ワースト級の駄作》
《何を見せられてるんだ感がすごい》
《今すぐ見たことを忘れたい地獄》
《白雪姫じゃない!これに尽きる》
《普通に実写化することできなかったんか?》
《ディズニーアニメの白雪姫が好きな人ほどやめておいた方がいい》
《この企画にいかように大金が投じられ、そして破綻するに至ったか、是非ドキュメンタリーを作って欲しい》
と、酷評の嵐となっている。
「そもそも公開前から、白雪姫役に非白人のレイチェル・ゼグラーを抜擢した事が、原作を重んじるファンからの批判を浴びていました。特に多かったのは“肌が雪のように白い”とされる白雪姫のイメージに合わないという意見です」
そんな批判の声への反発か、レイチェルは過去に過激な発言をしている。
「2022年のインタビューで、“もう1937年(アニメーション映画が公開された年)ではない”“王子様に救われるのでもなく、真実の愛を夢見るのでもない。リーダーになることを夢見ている”と発言しました。さらに“(オリジナル版は)白雪姫につきまとう男”とのラブストーリーだともコメント。王子様をストーカー扱いする発言は世間を驚かせ、彼女への批判の声はさらに高まりました」
海外でも評判が良いとは言えず、予告編が公開された段階で
《この映画を救えるものは何もない》
《俺は人生で初めて毒りんごを応援している》
《実写版が作られて良かったと思えることがあるとしたら、それはオリジナルの白雪姫がどれだけ素晴らしかったかを再確認できることだけ》
《白雪姫という普通にやれば大成功になるだったはずだった映画を台無しにしてしまった》
《白雪姫と7枚しか売れないチケット》
《この映画を映画館で見たら途中で出て行く自信がある、例え飛行機の機内映画だったとしても出て行くだろう》
といった声があがっていた。
(週刊女性の記事から引用)
「白雪姫」本予告編
ハッピーエンドのラブロマンスを期待した観客からは「裏切られた」との怨嗟の声が出ているようです
なぜ白馬の王子とのラブロマンスを否定したり、逞しい女性リーダー像を提示するような話に改変してしまったのか、謎です
ハリウッド映画特有の原作無視、原作破壊の悪癖が出てしまったのか?
過去にはハリウッド版「ドラゴンボール」のように、原作を無視し、キャラクター設定も無視し、「ほら、こうした方が面白いだろ」というハリウッド流の押し付け演出で無茶苦茶な仕上がりになった作品もあります
自分は主演女優がラテン系でもアフリカ系でも構わないと思いますし、男女逆転でも構わないとは思いますが、物語の基本線だけは改変すべきではないと考えます
むしろ、語り尽くされた古典的物語の枠の中でどれだけ新鮮味のある演出ができるのか、が重要でしょう
おそらくはこの実写版「白雪姫」の悪評を受け、数年後にはアニメションで「白雪姫」をやり直すでのはないか、と想像します(本当は古典の再アニメーション化などやめて、オリジナルの新作で勝負してもらいたいものですが)
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