八尾コンクリート詰め遺体 飯森容疑者を殺人容疑で再逮捕

自分の姪にあたる当時6歳の女児を殺害し、コンクリート詰めにして保管していた飯森憲幸容疑者の続報です
当初は死体遺棄事件との扱いだった事件も、飯森容疑者による殺人という扱いになりました。6歳の女児の脇腹に思い切り蹴りを入れることのできる人間がいるのにも驚かされます


コンクリート詰めにされた女児の遺体が大阪府八尾市の集合住宅から見つかった事件で、殺人容疑で再逮捕された無職の飯森憲幸容疑者(41)=死体遺棄罪で起訴=が女児への暴行について、「しつけのためだった」という趣旨の供述をしていたことが大阪府警への取材で判明した。女児は親族の事情で容疑者に預けられており、府警は死亡した経緯を詳しく調べている。
亡くなったのは飯森容疑者の姉の娘で、当時6歳だった岩本玲奈さん。容疑者は2006年12月~07年1月、大阪市平野区の自宅で玲奈さんの左脇腹付近を蹴るなどして殺害した疑いが持たれている。「殺すつもりはなかった」と殺意を否定している。
飯森容疑者はこれまでの府警の調べに「十数年前、しつけとして(玲奈さんを)思いっきり殴った」などと供述。「言うことを聞かなかったので腹が立った」とも話し、顔を複数回たたいたり、脇腹を蹴ったりしたことを認めているという。
玲奈さんは左脇腹付近に受けた蹴りで致命傷を負ったとみられ、腹部の臓器が損傷し、出血による外傷性ショックで死亡した。
玲奈さんは00年10月に出生。02年ごろから容疑者の姉や80代の父と八尾市内で暮らしていたが、姉が家を出て父が面倒をみきれなくなったことから、容疑者に引き取られていた。
(毎日新聞の記事から引用)


「殺すつもりはなかった」という、殺人犯につきもののいいわけです。彼らは刃物で被害者を滅多突きにしても「殺すつもりはなかった」と言い張り、絶命してもなお遺体を刃物で刺し続けたりします。行動と言葉の表現が合致していません。もちろん、それは意識と意志の認識のズレなのでしょうが
飯森容疑者は玲奈さんが血を吐いて苦しんでいたにも関わらず、救急車を呼んだりはせず、病院にも連れて行かず、衰弱して死ぬのを放置していたものと推測されます。それでもなお、「殺すつもりはなかった」と言い張り、むしろ玲奈さんが「勝手に死んだ」とでも言いたいのでしょう
遺体を捨てることもできず、始末に困った末に衣装ケースに入れ、コンクリートを流し込んで固めた、押入れに隠したものと思われます
およそ親族としての情愛もなければ、小さなこどもを慈しむ気もなく、ただ邪魔な存在と扱っていたものと想像します
育てる気がなければ施設に預ける選択肢もあったのでしょうが、飯森容疑者の頭には浮かばなかったのか?
これまでのところ、飯森容疑者がどのような人生を歩んできたのか報道を目にしていません。が、ろくでもない生き方をしてきたのは間違いないはずです

(関連記事)
八尾コンクリート詰め遺体 遺棄した容疑で親族逮捕
神戸6歳児遺棄事件 親族4人を傷害致死で起訴
神戸6歳児遺棄事件 児童相談所の対応
児童相談所がAI活用 保護見送ったら死亡
児童相談所一時保護児童を連れ去った両親に有罪判決
大和市男児殺害 綾乃容疑者の凄惨な少女時代
大和市男児殺害 母親は代理ミュンヒハウゼン症候群か
鈴香被告、上告取り下げ 無期懲役が確定
秋田連続児童殺害 畠山鈴香受刑者の話
3歳児に熱湯を浴びせて殺害 摂津児童虐待の報告書
3歳児に熱湯を浴びせ殺害 摂津市「適切な対応した」