鹿児島県警捜査2課長 性的暴行疑いで送検
鹿児島県警のゴタゴタがまだ続いています。今度は県警本部捜査2課長(詐欺など経済犯を取り締まる部署)だった安倍裕行警視(29)が知人女性に性的暴行を加えた容疑で書類送検された上、別の女性に警察の捜査情報を漏洩させたとして停職1月の懲戒処分を受けたと報じられています。29歳で県警本部の課長ですから、警察庁採用のキャリア組です
県警察本部の捜査2課長が知人女性に性的暴行をした疑いで今月書類送検されたことについて、岩瀬本部長は27日の記者会見で「信頼を損ない申し訳ない」と謝罪しました。
鹿児島県警では、情報漏えいなどの事件で警察官や元幹部が相次いで逮捕されたことを受け再発防止策を進める中、今月14日詐欺事件などを担当する県警察本部の捜査2課長だった安部裕行警視(29)が、知人の女性に性的な暴行をした疑いで書類送検されました。
27日の会見で岩瀬聡本部長は「再発防止対策に取り組むさなか幹部職員である捜査2課長が刑事事件の捜査対象になったことを重く受け止めている。県民の信頼を損なうものであり大変申し訳ない」と謝罪しました。
一方、報道陣から再発防止対策の実効性をただす質問が相次いだのに対し、西畑知明警務部長は「これをやれば防げるという特効薬はない。地道にやっていくしかない」と述べました。
また去年10月再発防止策の一環で開かれた性犯罪含む犯罪被害者支援に関する講話に安部警視が参加していたという指摘に対しては「教養が浸透していなかったのではないかという点で認めざるをえない。いかに効果的に浸透させるかを常に考えないといけない」と述べました。
(NHKの記事から引用)
知人女性に捜査情報を漏らしたとして、鹿児島県警は21日、地方公務員法違反容疑で前捜査2課長の安部裕行警視を書類送検した。別の女性に性的暴行をした不同意性交容疑で2月に書類送検し、警務部付に異動させていた。21日付で停職1カ月の懲戒処分とした。
警察庁のキャリア官僚で、2023年8月から出向していた。
県警によると、安部警視は着任した23年8月7日~24年12月ごろ、県内外の複数の女性と並行して不適切な交際をし、不健全な生活態度をとる中、課長として指揮に当たっていた事件に関する情報を女性1人に漏らした。
(共同通信の記事から引用)
踏んだり蹴ったりの鹿児島県警ですが、今回は警察庁から送り込まれたキャリア組の課長による犯行であり、県警本部の職員は「なんであんな奴を寄越したんだ」と警察庁に恨み言を口にした気分でしょう
安倍警視は千葉県出身で早稲田大学政治経済学部卒、と公表されています
鹿児島県警の捜査2課長を務めた後は警察庁に出戻り、さらに出世の階段を上がるはずでした。女性への性的暴行事件が起訴されるのか、不起訴で決着するのかは判りませんが、不起訴となってもキャリアに傷がつき出世コースから外れるのでしょう。後は各地の道府県警察をたらい回しとなる、いわゆるドサ回りで終わるのかもしれません
記事にもあるように同時に複数の女性と交際し、やりまくっていたとすれば身から出た錆です
追記:鹿児島地検は不同意性交罪について不起訴処分としています。が、このまま鹿児島県警で勤務するのではなく、停職処分明けには警察庁に呼び戻すのではないか、と推測します。数ヶ月、陽の当たらない場所で勤務させた後、どこかの県警に出向させるのでは?あるいは、外務省に出向させ、どこかの国の日本領事館で勤務をさせるとか
さらに追記:停職となった安倍警視の後釜として、鹿児島県警本部の捜査2課長に警察庁出身の森野青警視(28)=警視庁刑事部捜査1課管理官が就任すると報じられています。急な転属命令で引っ越しも大変でしょう
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