草加市立小学校教師 女児へのわいせつで懲戒免職
当ブログではできる限り、事件の顛末まで(判決が出るまで)追いかけるようにしてはいますが、教師による盗撮やわいせつ行為などはローカルニュース枠になるため、追いきれていないのが実際です
それでも時折、「あの事件はどうなったのか?」と検索して調べ、ブログの記事に追記するよう心がけています
2023年12月、埼玉県草加市立小学校の教諭だった伊藤聖一容疑者(事件の顛末が不明なので、報道のまま容疑者と表示します)が、女子児童へのわいせつ行為による逮捕された件も、当ブログで取り上げましたが顛末にはまだ触れていませんでした
改めて検索してみましたが、伊藤容疑者が起訴されたかどうか、報道が見当たりません
ただ、埼玉県教育局の公示によって懲戒免職処分となっていたのが確認できましたので、取り上げます
なんと伊藤容疑者は2021年の教員採用時に、児童ポルノ所持で罰金刑を受けた事実を履歴書に掲載していなかったことが判明した、と公示内容に書かれていました
公務員として採用される際には賞罰をきちんと申告しなければならず、これを怠っていたのであれば採用取り消しもあり得ますし、当然ながら教員として採用はされなかったはずです
当該職員は、令和5年8月23日(水曜日)深夜から同年8月24日(木曜日)未明にかけ、宿泊学習先の施設において、独断で女子児童部屋に入り、就寝中の女子児童3名の足や腕、太ももに触れるなどした。また、同職員は、令和5年11月29日(水曜日)時点で、児童ポルノの動画データおよそ18,000点を所持していた。さらに、同職員は、令和3年4月1日(木曜日)に埼玉県公立学校教員に任命された際、過去に児童ポルノを所持したことにより罰金刑を受けていたことについて報告を怠った。
(埼玉県教育局公示から引用)
伊藤容疑者自身、児童ポルノ法違反の前科があれば教員として採用されないであろうことを承知しており、その上で隠していたのでしょう
教員採用の場合、本人の申告にまかせっきりで裏取りはしていないのが気になるところです
自分が法務省の矯正施設に勤務していた際は、新採用者については必ず警察照会をかけ、前科前歴の有無を確認していました。採用予定者の居住地を所轄する警察署に対し、定められた様式で照会をかけるもので、法務省矯正局と警察庁との間で取り決めが存在し、新採用者の身分を確認するため警察の犯歴記録を利用させてもらう仕組みです。なので教員採用にあたってはこのような仕組みが存在しないというのが、自分としては驚きでした
さて、話を戻します
伊藤容疑者は児童ポルノ収集が趣味で、教員に採用される前から行っていたのでしょう。ですから、最初から教員には相応しくない人物だったと判ります。そして教員に採用された後も、多数の児童ポルノの動画データを収拾を続け、所持していたのが発覚…となりました
懲戒免職処分が2025年2月付けですから、逮捕されて以降も「わいせつ目的で体を触ったわけではない。健康管理目的だった」とする荒唐無稽な主張を続け、否認したまま起訴され、今年の2月に有罪判決が確定したのでようやく懲戒免職にした…との経緯だと思われます
冒頭に書いたように、伊藤容疑者がどのような刑事処分となったのかは検索しても不明のままで、中途半端な気がするもののこれで決着とします
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