大阪の女占い師 自殺に追い込み財産乗っ取り
本日取り上げた大阪の女占い師、濱田淑恵容疑者についての続報です
濱田容疑者らが自殺教唆で死に追いやった人物(Aさん)の財産を計画的に乗っ取り、私物化していたと報じた記事がありましたので一部を引用します
濱田容疑者が自分の信者である女性とAさんを結婚させ、さらに離婚させた後に別の信者女性と再婚させる手口で財産を吸い上げていた、と明かされています
(前略)
死亡前、AさんとBさんは濱田容疑者を含む数人で和歌山県内へ車で向かっていたこと、2人の遺体はそれぞれの手首同士がマイクケーブルで結ばれていたこと、Aさんの遺書が偽造されていた疑いがあること──などである。在阪テレビの社会部記者が言う。
「濱田容疑者は自らを『創造主』だと信じ込ませ、精神的に支配していたといいます。さらに金銭面でも支配構造があったとみられています」
関係者らの証言によると、Aさんは濱田容疑者の信者となった2008年前後から不自然な行動が目立つようになった。息子への生活費や学費の支払いを突如打ち切り、信者とみられる複数の女性らと結婚、離婚を繰り返していた。後に多額の借金を抱えていたことも判明したという。Aさんの知人が言う。
「彼には安定した収入があったため不自然に感じました。大手電機メーカーの退職金があり、顧問料などとして月に80万円ほどの収入があったはず。しかし、そのほとんどを濱田容疑者に渡してしまい、本人はBさんと合わせて月5万円のお小遣いで生活していたようです。身の回りにあった、高価なオーディオや貴重なレコードを売って糊口をしのいでいました」
さらに重要な事実も発覚した。現金以外にもAさんから濱田容疑者の側へと渡った大きな財産があった。
関係者によると、大阪府河内長野市の住宅街にある、白塗りの豪邸はAさんが8000万円のローンを組み、購入したものだった。しかし、家を訪れたことのある別の知人はこう言う。
「10年以上前から表札には『HAMADA』と掲げられていました。さらにAさんの死後、濱田容疑者の親族に所有権が移った。なぜAさんの親族に相続されないのか不思議に思っていたのですが、『死因贈与契約』が結ばれていたそうです」
逮捕容疑が「自殺教唆」になったワケ
実際にこの邸宅の登記にも形跡が確認できた「死因贈与契約」とは、財産を持つ本人が存命中に、死亡した場合に財産を譲る相手と結ぶもの。その効力や意図を、アトム市川船橋法律事務所の高橋裕樹弁護士に聞いた。
「死因贈与は遺言とほとんど同じ効力です。ただ、書面での死因贈与契約の場合、どちらかが一方的に取り消すことはできません。もとの所有者が『やっぱりやめた』と一人で書き直せる遺言とは、この点で大きく異なります。
一般論として、死因贈与契約が書面で結ばれる場合、贈与される側の立場が強いケースが目立つ。死因贈与はいわば贈与者の心変わりの余地をなくす契約なのです」
冒頭の記者は、今回の事件捜査の背景についてこう指摘する。
「大阪府警の捜査員は、死因贈与を動機の一つとして、濱田容疑者を殺人容疑で立件できないかと捜査を進めていたとみられますが、実際の逮捕容疑は自殺教唆となった。
殺人で逮捕すれば、当初自殺と判断した和歌山県警の失態になる。自殺教唆なら、初動で自殺と判断した和歌山県警のメンツもなんとか保たれる線ということではないか。Aさんの死の不審点である死因贈与が第一報でメディアに大きく報じられなかったのも、情報を出す警察サイドの意向があったと考えられます。いずれにせよ、府警の現場の捜査員らは悔しい思いをしたはずです」
(以下、略。NEWSポストセブンの記事から引用)
容赦なく財産を奪い取り、食い尽くす手口が垣間見えます。逮捕時、濱田容疑者は容疑を否認しているとのことで、反省する気は皆無のようです
ただ、上記記事の末尾にあるところの、Aさんらの遺体発見時に事件性がないと判断した和歌山県警のメンツを保つため殺人ではなく、自殺教唆の容疑で逮捕した…との説明はどうなのでしょうか?
警察同士の関係はよく判りません。それほど他の県警に遠慮して見せるものなのか?
しかし、大阪地検は殺人や恐喝の疑いで起訴するのかもしれません。大阪地検は和歌山県警に遠慮などしないでしょうから
さて、補足説明をしておくと、自殺に追い込まれたAさんとは元三菱電機エンジニア・寺本浩平さんであり、ブランド名「DIASOUL」でオーディオ製品開発の会社を立ち上げました。かつて一世を風靡した三菱電機のDIATONEの思想を受け継ぐ、との意味でしょう
ただ、最初に開発したスピーカーセットは販売価格1千万円という超高級品で、売れなかったものと思われます。もちろん、世の中には3千万円とか4千万円といった価格の高級オーディオ装置もあるわけですが
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