大津タワーマンション殺傷 息子が容疑者
滋賀県大津市のタワーマンションで起きた殺傷事件では、殺害された岩崎安三さんの息子、岩崎真容疑者が公開手配されました。が3月14日現在、身柄が確保されたとの報道はありません
デイリー新潮の記事によれば、真容疑者は高校3年時に不登校となって家に引きこもるようになり、進学も就職もしないまま50歳になったそうです
タワーマンションに住む両親とは別に、アパート暮らしをしていたとも書かれていますが、家賃や生活費は親に負担してもらっていたのでしょう
いまさら何が不満で親を殺したのか、本人に確かめるしかありません。が、行方不明のままですから、どこかで自殺したいるのかもしれません
やはりというべきか。白昼に起きた凶悪事件で指名手配されたのは「息子」だった。
先月25日の昼間。滋賀県大津市のJR大津京駅に隣接する38階建てタワーマンションで、住人の岩崎安三(やすぞう)さん(78)が死亡し、妻の公恵さん(74)が血まみれで倒れているのが見つかった。
事件発覚から9日後の3月6日、滋賀県警は、公恵さんへの殺人未遂の疑いで、無職の岩崎真(まこと)容疑者(50)を公開手配した。被害者夫婦の息子である。
(中略)
地元で“岩崎一族”と呼ばれる名家の出身
容疑者はJR大津京駅から2駅、比叡山坂本駅近くのアパートで一人暮らしをしていた。が、事件後に立ち寄った形跡はない。
事件直後から、県警は同駅付近の防カメを総ざらいし、周辺のタクシー会社には事件当日の日報などの提出を依頼。先月27日時点で、公開された顔写真や全身写真入りのチラシを携え飲食店への聞き込みも行っていた。
「それでも見つからないのは、“人目につかない場所で自ら命を絶ったりしているからではないか”と言う人もいます」
そう話す安三さんの古い知人によれば、
「安三さんは地元で“岩崎一族”と呼ばれる名家の出身です。一族は明治時代創業の畳屋を営み、代々、地元の商工会や祭り関連の顔役を務めてきた。3代目の弟の安三さんは畳屋に入らず市役所勤めをし、支所長のポストで定年退職。それを機についのすみかとしてくだんのタワマンを買い、50年以上暮らした戸建てを売っています」
超エリートコースを歩んだが……
この、長く暮らした戸建てが容疑者の“実家”である。指名手配時の自宅アパートからもそれほど離れていない。つまり、比叡山坂本駅周辺は容疑者にとってもともと土地勘のある地域だ。
「戸建てでは安三さんと奥さん、長男の真と妹の4人暮らしでした。小さい頃出来が良かった真は、地元で超エリートとされる県立膳所(ぜぜ)高校へと進みます。ところが高校3年時に“壊れた”。不登校になり、足音がうるさいと言っては妹の髪をつかんで引きずり回し、家のなかで暴れるようになりました」
変貌したきっかけは定かではないが、
「以来三十数年、真は大学進学も就職もしなかった。戸建てでは、真が働かないのを安三さんが強い口調で責めることもあったといいます。けっきょく真も納得の上で距離を置くことにし、20年ほど前、夫婦だけでタワマンに移ったのです」
(以下、略。デイリー新潮の記事から引用)
ちなみに滋賀県立膳所高校は滋賀県の公立高校トップで、偏差値は68から74(調査している会社によってバラつきがあります)くらい。京都大学に毎年40人以上送り込んでいます
それだけの進学校ですから、校内での競争も激しかったのでしょう。ただ、真容疑者がどのような理由、事情で挫折したのか明らかになっていません。が、高校生活で挫折したとしても、それは「親のせい」ではないはずです
18歳で挫折して50歳になっているわけですから、人生の7割近く挫折したまま、という状態です。挫折したとしても、それなりの生き方を模索し転身できなかったのか、謎です
このまま真容疑者が自殺していた、となれば真相は判らないままです。遺書などにあれこれ書き残したりはしないタイプと思われます
アパートの部屋に何か、親への恨みつらみを書いたノートでも残っていれば多少なりとも彼の心境を推し量れるのでしょうが
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