国土交通大臣 「4月の引っ越し分散を」

3月から本格的な引っ越しシーズンとなります
国土交通省の中野大臣は、引っ越しが集中する時期を避け、分散させるよう呼びかけを行っています。ドライバー不足、車両不足に対応するためです
しかし、自分が公務員でしたので人事異動は4月1日付けが当たり前で、この時期に引っ越しをするしかありませんでした。引っ越しの分散を呼びかけるのであれば、国家公務員の4月1日付けの人事異動を止め、7月1日付けとか10月1日付けで定期異動を実施する国が模範を示すべきではないか、と思います


来月からの引っ越しシーズンを前に、国土交通省は、物流のひっ迫を避けるため、民間企業などに対し引っ越し時期の分散につながる取り組みを検討するよう呼びかけています。
国土交通省によりますと企業の人事異動や就職・進学などに伴う引っ越しは3月から4月がピークで、特に3月はほかの月の平均と比べておよそ2倍の引っ越し件数が集中するということです。
ことしの春は
▽3月8日の土曜日から混み始め
▽3月15日から4月6日の日曜日にかけては、特に集中することが予想されるとしています。
ことしの引っ越しシーズンは、いわゆる「2024年問題」を背景に、ドライバーの人手不足に伴う物流のひっ迫が懸念されています。
国土交通省は引っ越し時期を分散するため、個人に加え民間企業に対しても、取り組みの検討を呼びかけています。
中野国土交通大臣は、12日の閣議のあとの会見で「トラックドライバーの労働負荷の低減や、スムーズな引っ越しのためにも、混雑時期をできるだけ避け、引っ越し時期の分散に向けたご協力をお願いします」と述べました。
(NHKの記事から引用)


国家公務員に異動(引っ越しを伴う)はつきものですが、毎度ながら多大なエネルギーを消費する引っ越しが苦痛でした
単に荷物を段ボールに詰めて運び出すだけではなく、電気やガス、水道、電話などの異動手続きを始め、郵便局や銀行や保険会社、クレジットカード会社などにも住所変更の手続きが必要ですから、毎回うんざりしていました
ガスも都市部なら当たり前のように都市ガス使用ですが、地方(少年院や刑務所などは都市部から離れた土地にあります)へ転勤となればプロパンガス使用になるため、ガスレンジやガスストーブなどプロパン対応の物が必要となります(石油ストーブは灯油を買いに行くのが面倒なのでガスストーブを使っていました)
さらにいざ荷物を運び出そうとすると予期せぬトラブルがあったりして、毎回バタバタするのが常です
法務省の矯正施設だと無料官舎が当たり前で、家賃の支払いは不要です。その代わり、官舎居住が原則です。中には驚くほど古い木造の官舎(長屋)があったりして、嫌でもそこに住まなければなりません。最近では官舎の建て替えも進み、居住環境は改善されたのでしょうが
話を戻して、学校の新学期は4月から始まるため、こどものいる世帯はどうしても4月1日付けでの異動を希望することになります。しかし、公務員の場合は赴任期間が定められているため、異動発令からすぐに引っ越しして新しい任地へ行く必要があり、引っ越しを分散などと悠長なことは言ってられません
霞が関を中心に異動するキャリア組も大変なのでしょうが、地方を中心に異動するノンキャリアの管理職も大変です。こどもが中学生になると頻回転勤による転校を嫌うため、どうしても父親だけ単身赴任の形となり、二重生活になるので経済的な負担も重くなります
ここら辺りを抜本的に改善しないと、公務員の引っ越し分散など不可能です

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