水原一平（元通訳） 判決は禁錮４年９月
大谷翔平選手の専属通訳だった水原一平被告は、大谷選手の銀行口座から勝手に金を引き出し、違法なギャンブルに興じたとして起訴されていました。連邦裁判所は禁錮４年９月の判決を言い渡しています
ドジャース・大谷翔平選手の元通訳で、同選手の口座から約１６５９万ドル（約２５億７０００万円）を盗み、銀行詐欺罪などで有罪が確定している水原一平被告の量刑言い渡しが６日（日本時間７日）、カリフォルニア州サンタアナの連邦裁判所で行われ、禁錮４年９カ月の判決を言い渡した。同被告には大谷に対して約１７００万ドル（約２６億３５００万円）の賠償命令も。３月２４日に南カリフォルニアの刑務所に収監される。
判決言い渡しは異例の１時間４０分に及んだ。当初、裁判所のスタッフが４５分程度と説明していたが、予定時間を大幅にオーバー。法廷では裁判官が大谷から盗んだとされる約１６５９万ドルに焦点が当たった。
水原被告は事前に連邦地裁の裁判長宛に申立書を送付。生活に困窮していたことなどを訴え、情状酌量を求めていた。そのため、弁護士が証言台に立ってからは約５０分、質問攻めに。弁護側は「これは特殊。普通のギャンブル中毒とは違う」「経済的なストレスによるものだ」などと説明し、巨額の負債を負ったのも「賭博の胴元が水原の後ろにいる大谷の存在を知ってたからだ」と責任転嫁するような発言もあった。
弁護側は「ユニーク（特殊）」という言葉を使って説明。ただ裁判長は「理解に苦しむ」「１７００万ドルは生涯をかけても稼げないお金をギャンブルに使った。これは衝撃的だ」と断罪した。
情状酌量はなく求刑通りの判決。水原被告は終了後、報道陣に言葉を発することなく無言で裁判所を後にした。
（デイリースポーツの記事から引用）
弁護人は少しでも量刑を軽くしようとあれこれ申し立てたものの、裁判官は検察の求刑通り４年９月の判決を言い渡しています
「少ない給与で働かされた」とか、「大谷のために常に待機していなければならなかった」とか、「シーズンオフの数日間しか休みがない、過酷な勤務だった」などなど主張していましたが、裁判官は「理解に苦しむ」と一蹴しています
「大谷翔平のせい」だと主張する弁護人の言い分に、裁判官は「何を言ってるんだ」と感じたのでしょう
アメリカで自己破産の申し立てをしても、損害賠償として支払う金額は免責されません。また、所得を正しく申告しなかったとしてアメリカの内国歳入庁科せられた罰金（１１５万ドル）も免責の対象外であり、支払いの義務が生涯ついて回ります
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