堀ちえみさんブログに1万6千回書き込み中傷で逮捕
芸能人のSNSなどに粘着し、執拗に誹謗中傷を書き込む輩がいます
ただ、いくら匿名で書き込みをしようと、IPアドレスをたどればどこの誰か特定され、逮捕される場合もあれば損害賠償を請求される場合もあります。そうと判っていても書き込みを止められない理由、事情があるのか、精神状態を自身でコントロールできなくなっているのか?
タレントの堀ちえみさんの公式ブログに、およそ1万6000回にわたってメッセージを送り、ブログの管理会社の業務を妨害したとして、東京 多摩市の47歳の容疑者が逮捕されました。堀さんのブログをひぼう中傷する内容だったということで警視庁が経緯などを調べています。
逮捕されたのは東京 多摩市の無職、中島早苗容疑者(47)です。
警視庁によりますと、中島容疑者はおととし4月から去年7月にかけてタレントの堀ちえみさんの公式ブログに対し、およそ1万6000回にわたってメッセージを送り、ブログの管理会社がメッセージを公開するかどうかの作業を困難にさせたとして、偽計業務妨害の疑いが持たれています。
メッセージは、堀さんがブログに書き込んだ文章や写真をひぼう中傷するような内容だったということで警視庁が経緯などを調べています。
容疑者は「堀さんの元ファンだ」と話しているものの、容疑については黙秘しているということです。
中島容疑者はネットの掲示板にも3年前、堀さんを中傷するような書き込みをしたとして、先月逮捕されていました。
(NHKの記事から引用)
中島容疑者は黙秘しているとのことで、なぜ繰り返しSNSに書き込みをしたのか現時点では不明のままです
逮捕の経緯からすると、ネットの掲示板への書き込みでIPアドレスの開示を請求し、中島容疑者による中傷が行われたと特定した上で警察に掘ちえみさん側が被害届を出し、逮捕に至ったのでしょう(侮辱罪の容疑)
その後、ブログの管理会社が業務妨害で被害届を出し、偽計業務妨害容疑で中島容疑者を再逮捕したものです
有名人だから、芸能人だから批判は甘受しろと言う人もいますが、意図的な妨害や誹謗中傷を我慢する義務などなく、被害届を出して警察に対応を委ねるのをためらう必要はありません。むしろ、こうして誹謗中傷する人物が逮捕され、刑事責任を問われることで警告を発することができます(それでも誹謗中傷する輩を完全に排除はできませんが)
また、ブログの管理会社が業務妨害に対して被害届を出すのも、対策として当然でしょう。仕事を邪魔されて、それを黙って受け入れる筋合いはありません
ただ、中島容疑者の場合、逮捕されるかもしれないと予見しつつ犯行を繰り返したのか、あるいはまったく逮捕される可能性など眼中にないまま犯行を繰り返したのか、確認したいところです
殺人事件などとは異なり、この件でわざわざ鑑定留置をし、責任能力についての精神鑑定を実施するはずもないとは思いますが、中島容疑者の精神状態に問題はなかったのか気になります。強迫神経症の可能性も皆無とは言えません(もちろん、仮に強迫神経症であったとしても刑事責任が問われるはずです)
本当に堀ちえみさんの元ファンなら、「構ってほしい」アピールで絡み続けていた節も考えられます。それはそれでストーカーめいていますが
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