心斎橋強盗事件 中国人を起訴

2024年8月、大阪の心斎橋商店街にある宝飾店で、スイスの時計メーカー「パテックフィリップ」の高級腕時計(6280万円相当)を盗み、男性店員を刃物で刺して殺害した容疑で逮捕されていた中国人容疑者が、大阪地検によって強盗殺人罪で起訴されました
中国国籍の后馭波被告は逮捕後、責任能力を調べるため鑑定留置されていたのですが、大阪地検は刑事責任能力に問題はないと判断しています


去年8月に大阪・心斎橋筋商店街の宝飾店で起きた強盗殺人事件。鑑定留置を経て、大阪地方検察庁は刑事責任能力を問えると判断し、中国籍の28歳の男を起訴しました。
1月24日、強盗殺人の罪で起訴されたのは、中国籍の后馭波被告(28)です。
后被告は去年8月、大阪市中央区の心斎橋筋商店街にある宝飾店で、販売価格6280万円の高級腕時計1点を奪い、その際に店員の弘中辰弥さん(当時30)の腹部を、刃体の長さ約21cmの「牛刀」で刺して殺害した罪に問われています。
大阪地検は后被告の犯行時の精神状態を調べるため、約5か月間にわたって鑑定留置を行っていましたが、后被告の刑事責任能力が問えると判断。1月24日に起訴しました。
地検は后被告の認否を明らかにしていません。
(MBSニュースの記事から引用)


鑑定留置は通常3か月ほどです。それが5か月にも及んだというのは、何か理由・事情があったものと考えられます
逮捕された直後から言動がおかしく、まともではないと疑う状態だったのか?
その辺りが報道されていないので、何とも不可解です
以前にもブログで書いたように、航空機で来日し、下見をした上で強盗を実行、そのまま関西国際空港から出国しようとした男が精神障害だとは考えにくいのです。精神障害を抱えた人物にこれほど計画的な犯行を遂行できないでしょう
いわゆる「ヒット・アンド・アウェイ」と呼ばれる犯行で、現地に滞在する時間はできるだけ短くし、犯行後はすぐ出国して警察の手から逃げるやり方ですから、指示役なり組織が介在しているのかもしれません
本件は強盗殺人ですから、無期懲役が求刑されるものと予想します。被告に情状として酌量すべき特段の理由、事情があるとも思えず、厳罰に処すべきでしょう

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