小学6年の娘に不同意わいせつ 義父の裁判
甲府地裁で裁判が行われている性暴力事件について取り上げます
義理の娘にあたる妻の連れ子に対して不同意のままわいせつ行為を繰り返した上に、スマートフォンで撮影したとして起訴されている男に対し、甲府地検は懲役8年を求刑しています
被告は初公判時、「娘から求められたので行為をした」と、同意の上だったと強調していました
15日は被告の元妻で被害者の実の母親が初めて出廷し、娘が語っていたことなどを述べた。
甲府地裁で開かれたこの裁判は被告人の名前などが全て秘匿で行われていて、母親はパーテーションの向こうで意見陳述をした。
不同意わいせつなどの罪に問われているのは山梨県内に住む男だ。
起訴状などによると男は2023年の8月と9月に自宅で当時小学6年生だった義理の娘に4度わいせつな行為をし、スマートフォンで撮影したなどとされている。
これまでの裁判で被告人の男は犯行の理由について「被害者に求められたから」などと陳述している。
これに対し、母親は娘の言葉として、この日、こう述べた。
「本当はしたくなかったけど、大好きなパパだから許した」
母親から見た被害者は、被告人になついていて「離婚したらパパについていく」とも言っていたそうだ。
しかし、母親は去年、自身が別室にいる時や外出している時の娘の様子から、被告人との関係を不審に思い、寝室にボイスレコーダーを設置。
録音された音声から2人の関係に対する疑念が確信に変わり、「娘を連れて着の身着のまま自宅を出た」と述べた。
娘は当初、保護された児童相談所でも被告をかばうような様子が見られたという。
しかし、自身が受けた被害を客観視できるようになった今では、フラッシュバックなどに苦しみ、夜眠れないこともあると被害者の現状も明かした。
母親はこのような娘と被告人の関係を子どもを手なずけて性加害をするグルーミング状態だと感じていたと言う。
そして法廷でこう告げた。
娘の母親:「一線を越えて犯罪を犯している時点で白黒はついています。娘を利用するような真似は許せません」
このあとも母親の意見陳述は続き、全体で20分ほど行われた。
その後、検察が求刑をした。
検察官:「発達過程である被害者の未熟さに漬け込んだ狡猾で卑劣な犯行で、常習的な犯行の一貫。また、流出などの二次被害も懸念される悪質な犯行」
こう述べ、懲役8年を求刑した。
一方、弁護側は罪を認め、一貫して捜査に協力していることや自身の性的嗜好に問題を感じクリニックに通院していることなどから更生の余地があるとして執行猶予付きの寛大な判決を求めた。
法廷で裁判長から「最後に述べることはありますか」と問われ、男は証言台に立った。
被告の男:「被害者につらく、悲しい思いをさせて、本当に申し訳ございませんでした。専門のクリニックに通い、二度と犯罪を犯さないことを誓います」
判決は2月19日に言い渡される予定だ。
(テレビ山梨の記事から引用)
当初は娘を手懐け、「2人の秘密だ」などと言い含め口外しないよう圧力をかけていたのでしょう
しかし、母親は娘の異変と被告の態度に違和感を覚え、ボイスレコーダーを使って録音したため発覚しました
警察の取り調べを受け、起訴されてもなお初公判では、「娘の方から誘ってきた」などと釈明しているのですから、うんざりさせられます。性犯罪者の常套句です
そんな主張が通用するはずもなく、免責にもなりません。大人として分別を持つのが当たり前で、義理の父親といえども保護責任者に該当します
「娘の方から誘ってきたのだから、自分は無罪だ」と腹の底から信じているのか、と1時間位問い詰めたくなります
記事からすると被告は自らの加害行為を認めているようですが、それでも「更生の余地があるから執行猶予付き判決を」と弁護人に言わしめており、本当に反省しているのか疑問です
そもそも求刑が懲役8年ですから、どう割り引いたところで実刑は確実であり、執行猶予付き判決にはなりません(執行猶予がつくのは懲役3年以下の場合です)
恨むのならば、「義理の娘だから弄んでも構わないのだ」と思い手を出して己自身を恨むべきでしょう
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