16歳高校生 無免許運転で死亡

埼玉栄高校での無免許運転死亡事故が記憶に新しいところですが、今度は川崎市で16歳の男子高校生が運転する車が事故を起こし、同乗していた男女がけがをしています
車はオモチャではありません。16歳の男子高校生が運転していた車が誰の名義なのか、報道では触れていないのでわかりません。が、男子高校生はこれまでにも無免許運転を繰り返しており、「オレは運転できるんだ」と仲間に自慢していたのでしょう


11日未明、川崎市で16歳から17歳の男女合わせて4人が乗っていた乗用車が電柱に衝突し、16歳の高校生の男女2人が死亡しました。死亡した男子高校生が無免許で運転していたとみられ、警察が詳しい状況を調べています。
11日午前0時すぎ、川崎市川崎区の市道で、16歳から17歳の男女合わせて4人が乗っていた乗用車が電柱に衝突しました。
警察によりますと、乗っていた4人は病院に搬送されましたが、このうち、いずれも川崎市川崎区に住む高校1年生で16歳の男子生徒と女子生徒の2人が死亡しました。
また、17歳の女性が手を骨折する大けがをしたほか、16歳の男子高校生も軽いけがをしました。
警察のこれまでの調べで、4人は知人どうしで、乗用車は死亡した16歳の男子高校生が無免許で運転していたとみられ、カーブを曲がりきれずに横転したあと電柱に衝突したということです。
警察は、当時の詳しい状況について調べています。
(NHKの記事から引用)


同乗していて死亡した女子高生には気の毒ですが、無免許運転であるのを承知の上で同乗していたわけで、乗っていた本人にも過失があります
無免許運転で事故を起こした際、同乗者がケガをした場合には、原則として、自賠責保険を含む対人賠償保険、人身傷害補償保険、搭乗者傷害保険、自損事故保険などに加入していると補償の対象です。しかし、運転者が無免許運転であることを知っていた同乗者は、同乗者も過失ありとされ、ケガの治療に対する保険金の減額や補償されないということもあります
本件では事故を起こした高校生が死亡しているため(おそらくシートベルトもしていなかったのでしょう)、なぜ無免許運転を繰り返していたのか理由・事情は不明です
ただ、「オレは運転ができるんだ」という思い上がりが大部分で、その日に無免許で車を運転しなければならない切実な事情などなかったはずです
つまりは社会を舐めきっていたのであり、遅かれ早かれこうした逸脱行為で社会に迷惑をかける人間だった、と見なされてしまいます。そして彼にとって車はオモチャ、との認識だったのでしょう
車の運転免許は事故を起こした際に責任を負える人間に与えられるものです

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