府中市議 男性への性的暴行で3度目の逮捕
秋田隆一被告は元府中市の市議会議員であり、昨年逮捕された際に議員辞職しています
若い男性に酒とともに睡眠導入剤を飲ませて意識を奪い、性的暴行を加える手口で犯行を繰り返しており、3度目の逮捕になりました
秋田被告のスマートフォンには男性に性的暴行を加える動画が100本ほど残されており、被害者は10人以上になるものと思われます。どこまで立件するかは警察の判断次第ですが、この先も取り調べが続くのでしょう(秋田被告は「何も言うことはない」と黙秘を続けています」)
知人男性にわいせつな行為をしたとして、警視庁捜査1課は8日、準強制わいせつの疑いで東京都府中市の元市議、秋田隆一被告(27)=同市晴見町、不同意わいせつ罪などで起訴=を再逮捕した。逮捕は3回目。
再逮捕容疑はいずれも大学在学中の平成31年4月18日、当時住んでいた東京都世田谷区内のアパート居室で酒に酔って寝込んだ知人の20代男性にわいせつな行為をしたほか、翌年11月17日朝にも酩酊した別の20代の知人男性にわいせつな行為をしたとしている。調べに対して黙秘している。
捜査1課によると、押収した容疑者のスマートフォンに男性2人が被害に遭う様子を収めた動画があったことから発覚した。男性らは被害に気付いていなかったという。
秋田容疑者はこれまでに別の男性3人への不同意わいせつ容疑などで逮捕、起訴されている。スマホにはこのほかにも男性十数人へのわいせつな動画が残っており、同課は余罪を追及する。
(産経新聞の記事から引用)
秋田被告は同性愛者として特定の恋人と性的関係を維持するのではなく、片っ端から若い男性(同性愛者ではない者)を強姦してやろうという捕食者(プレデター)です
なぜそんな嗜好が芽生えたのか、繰り返すのか、本人に問い質さないとわかりません。あるいは秋田被告自身、なぜ自分が若い男性を片っ端から強姦しようとする欲望に取り憑かれたのか、理解できないまま暴走していた可能性もあります
ともかく1人でも多くの男性を襲ってやろう、と企むのですから逮捕されるまでその捕食行動には歯止めがかからないのでしょう
「性依存症だから」と言うのは簡単です。しかし、性依存症というのは表に現れている症状を指し示すだけで、根本的な原因を指しているわけではありません
また、「自分は性依存症だった。病気なのでそこを斟酌して減刑してくれ」と主張したところで、精神疾患と同等の扱いはされません。精神疾患の場合、本人の意志では犯行を抑止できない精神状態にあったものとして心神喪失と認められる場合は無罪に、心神耗弱と認められる場合は減刑されます
性依存症の場合、そこまで認知されてはおらず減刑の対象には含まれません。本人の意志では行動を制御できない状態を引き起こす障害と認められれば減刑されるのでしょうが、そこに至るまでには数十年かかるでしょう
さて、秋田被告のような性犯罪者が歯止めなく同様の犯行を繰り返すのはなぜか、との疑問に対し、何か考えるヒントにならないかとあれこれ論文を検索しているのですが、これといったものがまだ見つかりません。もう少し、時間をかけて探してみます
早稲田大学の研究チームによる論文で、こどもを対象として性犯罪を繰り返す者に対する認知行動療法の取り組みを説明した論文がありましたので、関心のある方は一読願います。現在、刑務所で行われている性犯罪者向けの更生プログラムも、基本はこの認知行動療法です
小児わいせつ型性犯罪者の再犯防止を目的とした認知行動療法の動向と課題
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