江別大学生殺人 共犯少年4人とも検察官送致

江別市の公園で男子大学生に暴行を加えて殺害し、キャッシュカードなど奪った事件で逮捕されていた少年4人について、札幌家裁は全員を検察官送致にすると決定しています
送検された4人は起訴され、成人と同じく刑事裁判で裁かれることになります
彼ら4人が何をどう思っているのかは判りません。が、「少年院にいかなしょうがない。でもまあ、20歳になったら出れるやろ」などと考えていたなら甘すぎです


北海道江別市で男子大学生が集団暴行を受けて死亡した事件で、16歳の少年と18歳の男のの少年審判が1月7日開かれ、札幌家庭裁判所は2人を検察官送致、いわゆる逆送とすることを決めました。
この事件は、北海道江別市の公園で2024年10月、大学生の長谷知哉さん(20)に集団で暴行を加え死亡させ、クレジットカードを奪うなどしたとして男女6人が逮捕されたものです。
長谷さんの交際相手の八木原亜麻被告(20)と川村葉音被告(20)は強盗致死や詐欺などの罪ですでに起訴され、17歳の少年と18歳の男子高校生は検察官送致(逆送)となっていました。
強盗致死などの非行内容で札幌家庭裁判所に送致されてた、いずれもアルバイト従業員で16歳の少年と18歳の男について札幌家裁は7日、少年審判を開き、検察官に送致することを決めました。
これで少年ら4人全員が逆送された事になり、検察が今後起訴するかどうか判断します。
逆送の理由について札幌家裁は現時点で明らかにしていません。
(北海道文化放送の記事から引用)


強盗致傷事件で、少年らに情状として斟酌すべき点などほとんどありません。強いて挙げるなら、年が若く未熟、というだけです
前回も書いたように、当初は不定期刑の上限である懲役10年以上15年以下、との量刑を予想していましたが、暴行の程度があまりに酷くかつ長時間に及んでいますので、懲役20年くらいの量刑判断となるかもしれません
服役し受刑生活を送りながら、他の受刑者がそれぞれ仮釈放されたり満期で出所するのを目にし、そこでようやく「自分がまだ出られないのは人を殺したからだ」と認識するのか?
犯行を主導した八木原被告と川村被告はより刑事責任が重いと判断され、無期懲役が求刑されるはずです。裁判官や裁判員がどう判断するのかにもよりますが、過去の判例からして強盗致死や強盗殺人に問われる事件では被害者が1人でも無期懲役判決となる場合があります
男子学生が暴行を受け、ボロボロになる様を笑いながら眺め、スマートフォンで撮影していたとき、八木原被告も川村被告も自分たちが無期懲役刑で服役する結末になる、などとは思いもしなかったのでしょう
それでも2人の女性被告は「刑が重すぎる」と不満たらたらで、「確かにやりすぎてしまったけど、元々はアイツが悪い」と亡くなった男子学生に責任を転嫁し控訴して争う…展開になるものと予想します

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