能登地震追悼式狙ったか 刃物男逮捕
アメリカのニューオリンズでは新年早々、イスラム国の国旗を掲げた車が通行人に突っ込み、多数の死者を出すテロがありました
日本でも1日、能登空港近くの追悼式会場近くで、カバンに刃物を入れた大学生が銃刀法違反で逮捕されています。おそらく追悼式に参加する石破首相を狙い、犯行を計画したものと推測されます
1日午後、石川県輪島市の能登空港駐車場で果物ナイフ1本を所持していたとして、警察は兵庫県に住む20歳の男子大学生を銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕しました。当時、空港近くでは石破総理らが出席して能登半島地震や奥能登豪雨の犠牲者を悼む追悼式典が行われる前でした。
銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕されたのは、兵庫県西宮市に住む20歳の男子大学生です。
男は1日午後2時20分ごろ、輪島市にある能登空港の駐車場で、正当な理由がないのに刃体の長さおよそ10センチの果物ナイフを所持していた疑いがもたれています。
調べに対し、男は「間違いありません」と容疑を認めているということです。
警察によりますと、追悼式典の会場周辺で不審な行動をしていた男に警察官が職務質問したところ、持っていた手提げかばんの中からナイフが見つかりました。
このほか男はカッターナイフなど複数の刃物も所持していたということです。
警察は、男が単独犯とみて、犯行の動機を詳しく調べています。
能登空港近くの日本航空学園能登キャンパスでは1日午後3時半すぎから、石破総理や岸田前総理らおよそ450人が出席して、能登半島地震と奥能登豪雨の犠牲者を悼む追悼式典が開かれていました。
当初、大学生は「観光に来た」と言い張っていたそうです。が、観光旅行に複数の刃物を持ち歩く必要はありません。刃渡り10センチの果物ナイフで人を殺害するのは困難ですが(冬場はコートなど分厚い衣類を重ね着してるので)、銃刀法違反には問えます。石破首相を狙ったのかどうか、あるいは犯行声明や犯行計画のメモなど見つかれば殺人未遂で起訴するのかもしません
若者がなぜテロに魅せられ、実行しようとするのかは諸説あります。ただし、何よりも逮捕された学生がどのような思考により、テロ決行に思い至ったのかが重要です
イギリスの元首相ウィンストン・チャーチルは「若い頃、左翼思想にかぶれない者は情熱が足りない。大人になって左翼思想にかぶれている者は知恵が足りない」と言ったそうです。大人なら社会変革のため知恵を絞れ、との意味でしょう
本件は石破首相を狙った可能性が高いのですが、仮にテロによって首相を殺害したも次の人物が首相になるだけで、大きな変化はありません。むしろ、立憲民主党の野田佳彦などが次の首相になればグダグダの政治が始まるだけで、状況はもっと悪化するでしょう
時の政権をテロで打倒すれば何かが変わる、などと夢想するのは素人であり、知恵が足りない人です
追記:逮捕されたのは兵庫県西宮市に住所がある佐藤瑞起容疑者、と氏名が公表されていますが、どこの学生なのかはまだ判明していません
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