留萌女子高生殺害 小西優花被告の後悔
今年4月、留萌市に住む女子高生が旭川のヤンキー女2人組に橋から落とされ、殺害された事件の続報です
殺人罪で起訴された小西優花被告(逮捕時19歳、現在20歳)の弁護人が会見を開き、小西被告の心情を明かしたと報じられています
弁護人は来年に開かれる裁判で事実関係を争うことはせず、情状を訴える方針であると説明しています
しかし、監禁・殺人・不同意わいせつ致死の罪で起訴されていますので、いかに改悛の情を示したとしても、懲役20年を超える判決になるものと予想します
北海道旭川市で2024年4月、女子高校生を橋から転落させ殺害したなどとして起訴されている当時19歳の被告の女が、起訴内容を認めていることがわかりました。
旭川市の当時19歳だった小西優花被告(20)は、すでに起訴されている内田梨瑚被告(22)と共謀し、留萌市に住む17歳の女子高校生を旭川市の神居古潭の橋から落とし、殺害した罪などに問われています。
12月17日、小西被告の弁護士が取材に応じ、被告が起訴内容を認めていることを明かしました。以下、弁護士による当時の状況です。
4月19日、現場の橋にいたのは内田被告と女子高校生の3人だけだった。
コンビニから神居古潭の橋に移動後、2人で暴行。内田被告が女子高校生に「服を脱げ」と命令。橋の欄干に座らせ、動画で謝っている様子を撮影している際、小西被告が軽く膝を押し上げたところ、「嫌だ」と言ってしがみつくように床に戻った。
その後もう一度内田被告に命じられる形で女子高校生が橋の欄干へ座ることに。当初は内側を向いていたが、内田被告の命令で外側の川に顔を向けて腰かけた。
そして、小西被告が女子高校生の二の腕と背中のあたりを、内田被告が背中を両手で押した結果、女子高校生が転落。女子高校生が橋をつっているロープにぶら下がるような形でつかまったため、小西被告がとっさに引っ張ろうと手を伸ばしたが届かず、川へ落ちていった。落下する音を聞いた。
2つ年上の内田被告は、上下関係でいえば上。従属的な立場だった。このことは口止めされていた。
裁判で事実関係を大きく争うことはしない。
さらに弁護士にあてた手紙で小西被告は、「本当に取り返しのつかないことをしてしまって、被害者のご家族の気持ちを考えると涙が止まらない。当時に戻れるなら私の命に代えてでも被害者の子を助けてあげたい。この先一生、責任と重い罪を背負っていきたい」などとつづっていることを明かしました。
小西被告の裁判員裁判は、2025年2月27日に初公判の予定です。
(北海道文化放送の記事から引用)
一方の内田被告の方がどのような態度で裁判に臨むのか、明かされてはいません。2人は共犯関係にあったわけですが、裁判は別々に行われます。そこからも、2人の被告の態度が大きく異なっているのが見て取れます
おそらく内田被告は、「自分ばかりが悪者にされているが、相手(死亡した女子高生)の側にも問題があった」と主張し、全面的に責任を認めようとはしていないのでしょう。担当の弁護人に対し、不満をぶちまけている姿が想像できます
話を戻して、小西被告の裁判は2月27日から始まり、3月7日には判決が言い渡される予定です。公判前に争点整理では事実関係を争わず、ほぼ検察側の立証を受け入れる意向を示したため、公判の回数も少なくすぐに結審して判決言い渡しになります
他方、内田被告の方は検察の立証に難癖をつけ、証言や証拠にもあれこれいちゃもんを付けるものと予想されますので、公判は長引くのかもしれません
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