自衛官(23)が小学生と性交 懲役3年判決
今年の5月、海上自衛隊舞鶴警備隊の海士長、加賀谷翔大容疑者(23)が、鳥取県西部の鳥取県西部の宿泊施設で、県内に住む10代女性と性交した容疑で逮捕される事件がありました
その後、続報がなく当ブログで取り上げる機会のないままでしたが、裁判の報道が出ましたので言及します
最初の報道では10代女性と表記されていたのですが、実際には女子小学生だったと判明しています。公判での加賀谷被告の言い分があまりにズレているため、のけぞってしまいます
加賀谷被告は自衛隊を懲戒免職処分となり、懲役3年(求刑は懲役5年)の実刑を言い渡されています
当時12歳の少女と数回性交したうえ、少女の裸の写真を撮影したとして、不同意性交等と性的姿態等撮影の罪に問われた元自衛官の男の裁判が開かれました。
男は、お互いの同意があれば、12歳の少女と性交しても罪に問われるとは思っていなかったといいます。男が裁判で語ったこととは。
不同意性交等及び性的姿態等撮影の罪に問われているのは、元海上自衛官の男(23)です。
起訴状などによりますと、男は、2023年10月から2024年1月にかけて、当時12歳の少女が、13歳未満であることを知りながら、鳥取県内のホテルで性交した不同意性交等と、10月29日にホテルで、スマートフォンで少女の陰部及び乳房が露出した姿態を写真撮影した性的姿態等撮影の罪に問われています。
(以下、法廷での質疑応答です)
Qもしかしたら相手が未成年と思ったことは?
―思っていませんでした。
Qそれはどういったところから?
―僕と同じぐらいの年齢だと思ったので。
Q年齢を知った時どう思った?
―自分が思っていた以上に若い人とそういうことをしたと思いました。
Q悪いことだと思わなかった?
―お互いがその行為に同意していれば、悪いことだとは思っていなかったです。相手も同意していたので、悪いことだとは思わなかったです。
Q犯罪だといつ知った?
―弁護人と接見したときです。
Qほかに調書で違うことは?
―行為の内容が違うのと、もう一人の女性と会った内容も違います。3人で会って行為をしたいとありましたが、もう一人の人が行為に否定的だったので、私は何もしていません。もともと会っていた被害者と行為をしました。
Q自身の調書を見て、違うと感じたことは?
―「悪いことと知りながら同意があればしてもよい」と書いてあったが、私は何歳以下がだめということがあると知りませんでした。
Q何度も会った理由は?
―お互いが好意を持っていれば悪いことになるとは思わず会いました。
Q適法の根拠は?
―同意があれば、何歳であっても許されるという認識でした。
Q例えばそれは6歳であっても適法だと思っていた?
―その通りです。性行為に年齢がある、何歳以下がダメという認識がありませんでした。
Q一般に年少者、12歳であるとかは、成人と比べて、していいこととだめなことの判断ができないと思いませんでした?
―小学生なので、善悪の判断がつくと思っていました。
(以下、略。山陰放送の記事から引用)
「そんな法律があるとは知らなかった」と主張したところで無罪判決が出されたりはしません。日本で生活する者であれば日本の法律に従うのが当然とされ、法律をしっていようがいまいが適用されます
自衛官として勤務していながら、「小学生との性交が罪に問われるとは知らなかった」と言ってのける背景について、少し考えてみます
加賀谷被告は絶海の孤島で生まれ育った野生児ではないはずで、少なくとも中学や高校で法律に反すれば罪に問われる程度の教育を受けていると考えられます。ただ、家庭では刑事事件で逮捕、といったニュースを観たり話題にする機会がなかったのかもしれません
自衛隊ではどうだったのでしょう
隊員教育として法を遵守するよう、教育がされているはずです。特に、毎年のように性犯罪で少なくない数の自衛官が逮捕されている実態があるのですから
しかし、隊員間で「昨日、女子高生とやった」とか、「出会い系でひっかけた女が…」と日常的に会話をしている雰囲気があれば、買春や未成年者とのが犯罪になるとの認識が希薄なのかな、とも想像します。「下手を打った奴が逮捕されるだけで、自分は大丈夫」と思い込んでいた可能性もあるのでしょう
この事件について検索している時、性犯罪で逮捕された自衛官の記事が山ほど出てきました。つまりは職場の雰囲気、環境がそうなってしまっており、これでは隊員に性犯罪をするなと呼びかけても響きません
女性自衛官にわいせつ行為をしても、「スキンシップのつもりだった」と平然と言ってのける風土も改めないと、自衛官が性犯罪者予備軍と見られ、嫌われ、警戒される状態が続くだけです。自衛隊への入隊希望者も増えず、人員不足が常態化しています。待遇改善が必要なのは当然ですが、パワハラやセクハラが当たり前という組織の風土を変えていかないと安全保障政策以前に、組織が崩壊します
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