岸和田市長 女性と性暴行トラブル
大阪府岸和田市の永野耕平市長が知人女性との間で性的暴行を受けたとして、損害賠償請求を求められる民事訴訟が起こされ、永野市長が女性に謝罪するとともに解決金500万円を支払う条件で和解が成立しています
岸和田市議会で追及を受けた永野市長は、「裁判の内容や和解内容については秘匿する条件があるので公言できない」とかわしたため、紛糾しています。永野市長は辞職せず、そのまま市長職を継続する構えです
事の概略としては大阪府に住む女性が2019年から1年半の間に、永野市長から何度も性行為を強要されたとして提訴したもので、大阪地裁は、「市長の地位や日頃の言動からうかがわれる影響力、女性の就業歴や年齢などを考慮すると、純粋に対等な関係にあったといえない。むしろ雇用維持を左右し得る優越的な立場にあった」と認め、市長が謝罪し解決金500万円を払う和解を勧告し、成立しています
永野市長が雇用維持を左右できる立場にあったということは、岸和田市の職員(期限付き臨時職員?)とか永野市長の政治団体の職員といった身分の女性、と推測されます(別段、女性の身元を詮索する気はありません)
大阪・岸和田市の永野耕平市長は性的関係をめぐり府内の女性から損害賠償を求められた裁判について3日、市議会で問われ、「裁判は秘匿で行われたので内容については言えない」などと述べました。
市議会の議長は「臆測だけで判断できないので全員協議会を開いたが答えてもらえず残念だ」と述べました。
岸和田市の永野市長をめぐっては、府内に住む女性が繰り返し性的関係を求められたと訴えて損害賠償を求める裁判を起こし、大阪地方裁判所は、「市長は女性の雇用を左右しうる優越的な立場にあり、市長の地位などを考慮すると対等の関係とは言えない」という所見を示したうえで和解を勧告し、先月(11月)、市長が謝罪して500万円の解決金を支払うことで和解が成立しました。
これについて岸和田市議会は3日、全員協議会を開き、議員らが▽性的関係の事実や▽和解の内容などをただしたのに対し、永野市長は「裁判の経緯で秘匿することになっているので内容について申し上げることは難しい」などと述べました。
また、複数の議員が辞職すべきだと指摘したのに対し「反省すべきは反省して市民のために尽くしたい」と述べました。
一方で、今回の問題で綱紀委員会を立ち上げている大阪維新の会から除名処分となった場合辞職するかと問われると、「その場合はそういう対応をする」と述べました。
岸和田市議会の烏野隆生議長は報道陣の取材に対し「市長の説明の場を設けないと臆測だけで判断できないので全員協議会を開いたが、なかなか答えてもらえず残念だ。不信任案など、今後どうするか各会派でまとめていただき、方向性を協議していきたい」と話していました。
(NHKの記事から引用)
いくつかの報道を読んでみると、本件の和解調書に口外禁止条項は付いておらず、永野市長が説明を拒む根拠がないと判ります。ならば、説明可能な範囲できちんと事情を語るべきでしょう。一切しゃべらない、という対応はありえません
先に衆議院議員選挙で日本維新の会は大きく得票を減らし、議席を失っています。これも日本維新の会や大阪維新の会への批判が背景にあったと考えられ、永野市長の開き直りこそが、維新の会への不信感を増大させているのでしょう。開き直りが通用するはずもなく、永野市長が居座ろうとするだけ支持が離れていくのが実際です
プライベートな問題だからといって不問にできることとできないことがあり、セックス・スキャンダルは皆が嫌うところです
説明のできない失態があったからには潔く職を退くのが適切な判断でしょう
500万円もの解決金を支払っている以上、事実無根だとか見解の相違などという弁解で納得する市民はいません
大阪維新の会なり日本維新の会が速やかに永野市長に辞任を勧告しないと、ますます政党の支持率が低下するはずです。日本維新の会の馬場前代表はこうしたスキャンダルに迅速な対応をせず、放置し続けたため内外から批判を浴びました
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