福井のサッカースクール 少年強姦で長引く裁判

福井市でサッカースクールを経営していた藤沢勝己被告は、男子児童ら併せて17人に対し、2017年から2023年にかけて自宅やその他の場所で強制わいせつ行為をしたり、その様子をスマートフォンで撮影、さらに児童買春を行ったとして起訴されています
取り調べ段階で容疑を概ね認めていた藤沢被告ですが、裁判では一転して認否を保留し、「証拠の開示が十分にされていない」と弁護人が主張し、裁判が先に進まなくなっています。10月の公判も以下のとおり、認否を保留しており、進捗がありません


県内の自宅などであわせて17人の小学生に性的暴行をしたとして起訴された、32歳のスポーツスクール経営者の裁判が8日開かれ、検察側が、犯行の詳しいいきさつを説明しました。
起訴状などによりますと、スポーツスクールを経営する福井市の藤沢勝己被告(32)は平成29年から去年にかけて、小学生の児童、合わせて17人に性的暴行したなどとして、強制わいせつや強制性交などの罪に問われています。
8日に開かれた裁判では、追起訴された11人の児童への罪に対する審理が行われ、検察は冒頭陳述で、被告が、県内の自宅や研修施設などで、8歳から12歳の児童に対して性的暴行や、わいせつな行為におよんだと、犯行の詳しいいきさつを説明しました。
一方、弁護側はこれらの罪を認めるかどうかについて「留保します」と答えました。
留保した理由について弁護士は「証拠を精査するため」と話しています。
次回の裁判の日程はまだ決まっていません。
(NHKの記事から引用)


藤沢被告と弁護人は3月の初公判公判から「認否保留」を続け、「証拠の開示が不十分」と主張しており、公判が先に進んでいません。公判の都度、警察の調書など証拠を開示していますが、藤沢被告の弁護人は納得せず、さらなる証拠の開示を求めている状態です
月に1度の公判でこれですから、裁判は長引きます。それで被告が得をするとは思えないのであり、狙いが不明です
そもそも藤沢被告はわいせつ行為や児童買春の際にスマートフォンで撮影し、写真や動画を残しているわけで、自ら証拠を山ほど残している状態です。この上、何の証拠を求めるのか、意味不明です
これは弁護人の独断ではなく、被告と打ち合わせの上での保留戦術です
「無理やりわいせつ行為をしたわけではない。同意があった」などと申し立てたりはしないと思うのですが(相手が小学生ですから同意の有無に関係なく有罪になります)
被告人の利益を考えるなら、反省の意を示して速やかに判決を受け服役し、仮釈放を得られるよう務めた方が益があるように思えます
被害者を受けた児童が17人もいますので、相当長期の実刑になるのは確実です。ならばなおさら、半年でも1年でも早く仮釈放が得られるよう、速やかに裁判を進めてしかるべきなのでは?
今年の3月に始まった裁判ですがこのまま年を越し、来年になっても判決が出ない状態になるのかもしれません

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