長野県議会議員 妻殺害で懲役20年求刑
長い裁判もようやく一区切りです。妻を殺害したとして起訴された元長野県議会議員、丸山大輔被告に対し、長野地検は懲役20年を求刑して結審しました。判決は12月23日です
丸山被告は不倫相手とされる女性と2015年から関係を持ち、一度は妻にバレて大喧嘩になったため交際を控えていましたが、その後不倫を再開しています。相手女性には「妻との離婚が決まった」と嘘をついて。この女性は丸山被告と結婚するため、夫と離婚したとの話があります
それでもなお、公判では「妻と別れるつもりはなかった」と言ってのけ、また不倫相手とも「このまま関係を続けたかった」と述べています
「オレはモテるから」と自慢したいのかな、と思ってしまいます。まったく悔いてもおらず、恥じてもいない態度には驚かされます
自宅で妻を殺害した罪に問われている元長野県議会議員・丸山大輔被告の裁判員裁判。11月26日、第18回公判が長野地裁(長野市)で開かれ、検察側は被告に「懲役20年」を求刑しました。
(中略。裁判の争点についての説明)
11月19日、20日は被告人質問が行われ、検察側は、犯行に及ぶため長野市の議員会館から塩尻市の自宅まで車で往復したと主張しましたが、丸山被告は「往復したことはありません」と否定しました。
また、アリバイ工作とされるパソコンによる原稿作成については供述が曖昧だったこと、妻の保険金などで借金を返済したことなどが明らかになりました。
11月26日、第18回公判が長野地裁で開かれ、検察側は丸山被告に「懲役20年」を求刑しました。
検察側は犯行現場の状況について「犯人は手提げ金庫の場所を知っていて、被害者に警戒されず近づけるものは、被告しかいない」。
被告の行動については、「二次会を途中でぬけて、9月28日の夜、車で外出し、9月29日に車で議員会館に戻った。約7時間半原稿を作成しなかった」。
また、事件前後の行動については、「被告は離婚を切り出せる状況になく、経済的自由を持っていなかった」。
これらのことから、「被告が犯人でないとするならば、合理的説明がつかない。被告が犯人でないことはあり得ない」などと主張しました。
また、検察側は「意中の女性と交際するため、何の落ち度もない妻を殺害した」「計画的な犯行、対応動機も悪質」「犯行で金銭的な利益を得ている」「反省の気持ちはみじんもない」「悪質さも際立つ」などと主張しました。
12月23日に判決が言い渡されます。
(長野放送の記事から引用)
丸山被告は妻の死により、生命保険や妻の預金など手にしています。が、最初から妻の死亡保険金目当てで殺害したのではなく、不倫関係継続のため妻が邪魔になったので殺害した…というのが検察側の主張です
これでもなお、無罪だと主張してのける丸山被告の図太さ、あるいは鈍感さに周囲の人たちも呆れているのでしょう
弁護人は第三者による犯行の可能性を否定できない、と主張しています。現場に遺された足跡など、強盗に仕業に見せかけるため、丸山被告が偽装したのでしょう
そもそも造り酒屋の事務所に大金が置かれているはずもなく、金目当ての強盗犯は狙ったりしません。リスクが高いだけで、リターンが望めない犯行です
有罪判決が下されるのは確実でしょうが、それでも丸山被告は受け入れず控訴し、とことん争うものと思われます。いつまでこんな茶番を続けるつもりなのか、と言いたくなります
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