斎藤兵庫県知事 PR会社に広報依頼してない?

斎藤兵庫県知事が選挙で勝利した背景には、SNSを駆使した選挙戦略があったと言われます。そのSNS選挙戦略を請け負った、と自慢話を展開したのが神戸のPR会社merchuの折田楓社長でした
ところが有償で選挙期間中に企業がPRを請け負うのは公職選挙法違反、との指摘を受けるや折田社長は自身のSNSから自慢話を削除し、取材にも応じていません
他方で、斎藤知事陣営は弁護士が「選挙ポスターの制作などは依頼したが、選挙運動全般の広報を依頼してなどいない」とコメントし、早くも切り捨てにかかっているのが伺えます
自分に不都合なことは、「やっていない」とか「事実ではない」と平然と言ってのけるのが斎藤元彦という人物なのでしょう


公選法に抵触する恐れ
斎藤知事を支援したPR会社『株式会社merchu』の代表取締役である折田楓(おりた・かえで)氏が、20日にインターネットの投稿プラットフォーム「note」に記事を公開。SNSを使った選挙戦略を斎藤知事サイドに提案し、「広報全般を任された」というのだ。
「折田氏が公開した記事によると、折田氏の会社は公約スライドの作成のほか、SNSの公式アカウントの開設や運用を手がけたそうです。公選法では、選挙活動で報酬を支払うことができるのは事務員や車上運転員などに限られていますので、もし折田氏の会社が有償で請け負っていれば公選法違反になる場合があります」(全国紙政治部記者、以下同)
インターネット上でも、
《タダで請け負うわけないから普通に違反だろ》
《これだけのネタが上がってるのだから、兵庫県警にはがんばって捜査していただきたい》
《ハッシュタグの表記とか運用についてまで言及してしまっている時点で、SNSステマに関与してたのは明らかでは?》
といった厳しい意見が散見された。
ただ、なかには《成功した若い女性の失態に快楽を覚えている輩が多すぎ》といったコメントも。
「折田氏は1991年の兵庫県西宮市生まれの32歳。慶應義塾大学在学中にフランスの大学に留学して、その縁で大学卒業後にフランスのメガバンクの東京支社に入行しました。その後、銀行を辞めて地元兵庫県にUターン。
母親が起業した会社を手伝いながら経営を学ぶかたわら、神戸をPRするためのブランド『Kobecco』を立ち上げました。2017年に、主に県や市などの自治体や企業の広報を行う『株式会社merchu』を創業し、現在に至っています」
折田氏のインスタグラムには、神戸の街を盛り上げようとする様子や、取材を受けたりセミナーで講師を務めたりする様子が投稿されている。
「高級バッグを手にしたり20代で高級寿司店に通うなど、キラキラした日常をアップしています。そのせいか承認欲求が強いと思われ、今回の一件でいろいろと妬みを買ってしまっているのだと思います」
折田氏が公開した記事内容について多くのメディアが問い合わせをしているためだろう、『株式会社merchu』は現在、取材を断っているという。再選を果たした斎藤知事、そして“選挙広報担当”をした折田氏。多くの有権者にはどう説明するのだろうか。
(週刊女性の記事から引用)


折田社長は明らかに才能のある女性で、ヤリ手であり、努力家でもあるのでしょう。そこは評価してしかるべきと考えます
ただ、前回も書いたように選挙に関わるのは初めてであり、公職選挙法などまったく理解していなかったと思われます。また、折田社長の会社は若い人中心なのでしょうから、社長に忠告できる社員もいなかったのでは?
通常、選挙に立候補する人は元県議会議員とか元市議会議員とか、いわゆる選挙通とされる人物を参謀役に起用します
ただ、斎藤陣営はこうした参謀役が不在(斎藤氏本人がオレが仕切るから参謀などいらない、と言い出したのか?)ではなかったのかと思われます
また、選挙運動はその費用を明らかにしなければならず、出納責任者を置いて収支を記録し、選挙後は選挙運動費用収支報告書を提出しなければなりません。この収支報告書は公開されますので、斎藤陣営が株式会社merchuにいくら支払ったか明らかになります。もちろん、収支報告書に嘘の記載をすれば違反となり、起訴されます
こうした選挙運動の注意点は選挙管理委員会が事前に立候補予定者向け説明会を開き、丁寧に周知されますし、印刷したパンフレットも手渡されます
しかし、折田社長は選挙を「広報戦略の闘い」と解釈し、公職選挙法の規定などすっ飛ばして、己が思い描くままに広報活動=選挙活動を展開してしまった…という経緯なのでしょう。有能すぎるがゆえ突っ走ってしまった、と
折田社長はこの選挙戦の勝利を「映画化されるかもしれない」とSNSに書き込んでおり、勝利に酔っていたのが伺えます。今では酔いも冷め、さぞ頭を悩ませているのでしょう。斎藤陣営が「ポスター制作など事前に依頼しただけで、選挙公報全般を任せたりはしていない」と切り捨てにかかっているのですから

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