東京・納骨堂練炭殺人 斎藤被告は犯行を認める

東京足立区の寺院の地下に設けられた納骨堂に火のついた大量の練炭を置き、朝の読経のため納骨堂に入った住職を一酸化炭素中毒によって殺害した、として石材会社の社長と役員の女が逮捕される事件があったのが2023年7月です
石材会社社長斎藤竜太被告の初公判があり、起訴内容を認めています
もう1人の被告、青木淳子被告の公判については報道がないので、不明です。公判前の争点整理段階で斎藤被告は殺人を認める方針を明らかにし、他方で青木被告は否認したため、別々に裁判が行われる…ようになったのかもしれません
斎藤被告(事件当時50歳)は青木被告(事件当時63歳)と不倫関係にあったとされるのですが、逮捕後は責任を押し付け合って決別してしまったのでしょうか?


去年7月、東京・足立区の寺で住職を殺害したなどの罪に問われた石材会社代表の男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。
石材会社の代表、斎藤竜太被告(51)は去年7月、足立区の寺の地下にある納骨堂に侵入し、練炭に火をつけて住職の男性(当時70)を一酸化炭素中毒に陥らせて殺害したほか、住職の妻と次女も殺害しようとした罪に問われています。
きょう、東京地裁で初公判が開かれ、斎藤被告は「私がしてしまったことに間違いありません」「死んでしまっても仕方がないと思った」と述べ、起訴内容を認めました。
検察側は冒頭陳述で「被告人と住職は霊園の開発をめぐってトラブルがあった」「強い不満を晴らすために犯行に及んだ」と指摘しました。
一方の弁護側は、霊園の開発をめぐって「住職から度重なる理不尽な要求があった」とした上で、「被告人は、嫌がらせをして困らせて、住職に少しでも態度を改めてもらいたいと思った」と主張しました。
(TBSニュースの記事から引用)


地下に設けられた納骨堂は換気状態も悪いのですから、練炭をいくつも炊けばたちまち酸素不足に陥り、大量の一酸化炭素が充満します
一酸化炭素が充満しているとは気がつかないまま納骨堂内に住職は入り込み、中毒となって死亡した事件です。当然、殺意があっての犯行でしょう。弁護人は「嫌がらせをして困らせようとした」と述べていますが、火をつけた練炭を28個も並べており、嫌がらせというレベルの話ではありません
また、境内の隅にあった焼却炉(毎朝、住職が落ち葉など掃除して焼却炉で燃やしていた)内に、ガソリン入りのペットボトルを10本も仕掛けており、殺す気満々だったと判ります。ペットボトルに気がつかず火をつけてしまうと大爆発し、巻き込まれて焼死したはずです
この執拗な殺害計画は斎藤被告が主導したというより、青木被告の発案ではなかったのか、と初期の報道に接した際に感じました。執拗さと程度を超えた過剰さから、どうにも女性の発案と思えてならなかったのです(世の女性の顰蹙を買うのかもしれませんが)
斎藤被告と青木被告の不倫関係も、どちらかといえば青木被告が手を出して男をものにしようとした(青木被告は随分前に夫と離婚しており、独り身)ように感じます
これらは自分の単なる憶測であり、勝手な決めつけです

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