松本人志裁判 取り下げたけど実質敗北

松本人志が文藝春秋社を相手取って賠償請求の訴訟を起こしていたのですが、昨日になって訴訟を取り下げたと報じられています
「事実無根なので闘いまーす」と発言し、5億5千万円もの損害賠償を請求しておきながら自ら取り下げるという、何ともあっけない幕切れでした
松本人志としては性的行為を強要した証拠などないのだから、楽に勝てる裁判と踏んでいたのでしょう。しかし、証拠がないというのは、松本側にとっても事実無根であると立証できる証拠がないことを意味します
当ブログでもこれまでに取り上げように、被害を訴えたA子さんに対し、「(裁判で)証言を拒絶すれば1億円払う」などと裏取引を持ちかけていたと報道されています。松本人志側が裁判で勝ちきる決め手を欠いて、焦りまくっていたのは明らかでしょう


ダウンタウン松本人志(61)が「週刊文春」に性的行為強要疑惑を報じられ、名誉毀損(きそん)されたとして発行元の文藝春秋らに5億5000万円の損害賠償などを求めていた訴訟が終結した。8日、所属する吉本興業らが発表した。11日に第2回弁論準備を控える中、両者協議の上で訴えの取り下げに合意し、同日中に東京地裁で手続きを済ませた。松本はコメントの中で被害を訴えた女性への謝罪も記した。同時に「週刊文春」竹田聖編集長もコメントを発表した。
  ◇   ◇   ◇
元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士は「取り下げは起こした訴訟を最初からなくすこと、和解は訴訟の中でお互いに譲歩して手続きの中で歩み寄ること」と解説した上で「訴訟を起こす時には争おうとして自分の主張を認めてもらおうとするのですが、取り下げは半ば諦めて断念するわけです。積極的に原告側が訴訟をやめようということなので、結論から言うと、松本さんのダメージが大きいという印象を受けることは確かだと思います」とした。
松本が芸能活動を休止してまで取り組んだ裁判だったが、取り下げとなったことに若狭弁護士は「1日でも早い芸能活動再開と、徹底的に争っても勝訴の可能性は低いという2つをてんびんにかけ、芸能活動再開を取ったのだと思います。あくまでも復活を優先的に選んだのだから、松本さんは今後、口が裂けてても『白旗を上げた』とは言わないと思います」と見解を語った。
さらに若狭弁護士は「(取り下げは)被告側の立場から考えると『やっぱりね、諦めたんだね、この裁判は最初から無理筋だったんだね』と受け取るのでは。文春側は記事を掲載した目的は達せられたと思うのではないでしょうか」と話した。
また、1度でも公判が開かれたり、準備書面が用意されると、取り下げには相手方と同意が必要になるという。
(日刊スポーツの記事から引用)


一部のファンからは、「これで年末の『ガキの使い』に松本さん、復帰ですね」などと喜びの声を挙げているのですが、訴訟を取り下げたから即、芸能活動復帰とはいかないでしょう
上記の記事のように、松本人志は事実無根であると立証できず、「飲み会に参加した女性に不快な思いをさせたのであれば謝罪します」と、性的行為を強要した事実があったと認めたとも受け取れる謝罪文を表明しています
なので、「何もなかった」との扱いでテレビ番組に出演させるわけにはいかず、各放送局も扱いに苦労するのでは?
今回の訴訟取り下げで、中心になっていたのは吉本興業側だと言われます。訴訟が長引いて松本不在の状況が続くのを嫌い、早目に訴訟を終わらせたいとの思惑からでしょう
ただ、吉本興業がOKを出しても、テレビ番組出演のオファーがあるとは限りません
現に松本人志不在でもテレビ番組は成立していますし、いまさら復帰する必要があるとも思えないのですから

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