長野県議会議員 不倫相手が公判で証言

妻を殺害した疑いで起訴されている丸山大輔被告の公判が続いています
検察は妻殺害の動機として丸山被告の不倫を指摘し、不倫相手だった女性を出廷させて証言を行わせています
もちろん強制したり恫喝して証言させるわけにはいきませんので、「丸山被告が犯人がどうかはともかく、あなたの知っている範囲で丸山被告について証言してください」と説得されたのでしょう


■犯行の動機の審理開始
裁判は2つ目のテーマである、犯行の「動機」についての審理が始まりました。
検察側は、不倫関係にあった女性との交際や妻の実家への借金などが、動機につながったと主張。
証人尋問には、事件の2年前まで丸山被告と不倫関係にあった元交際相手の女性が出廷しました。
■元交際相手の証言
女性は事件の3、4か月ほど前に丸山被告とたまたま会った際、「妻と離婚することが決まった」と話され、被告が関係を戻そうとしていると感じたと証言。
しばらくは会うことはありませんでしたが、事件直前の9月になると、被告から「話を聞いてくれないとストーカーになりそうだ」と連絡を受けて直接会い、一方的に、結婚を前提とした話をされたといいます。
そして、妻が死亡した後には頻ぱんに連絡が入るようになり、結婚を迫られたと証言しました。
検察側は証拠としてSNSの2人のやり取りを示しました。
■検察側が示した証拠
検察側は証拠として、事件後の丸山被告と元交際相手とのSNSのやり取りも公開しました。
▽事件の翌月
女性:「私は結婚向いていないかも」
丸山被告:「どういうこと?」「Aちゃんと結婚するつもりだよ」
▽事件の5か月後
丸山被告:「Aちゃんの価値を最大に生かすには俺を選んだ方がいい」「幸せにする自信がある」
■弁護側「殺害の動機はない」
一方、弁護側は不倫が発覚して被告と妻の関係が悪化したのは事件の5年も前のことで、その後、特段トラブルはなかったなどと主張。
事件直前も、妻と電話やSNSでごく普通のやり取りをしていて、妻を殺害する動機はないとしました。
次回の裁判は来週の28日に行われ、引き続き証人尋問が行われます。
(信越放送の記事から引用)


弁護人の弁論が実際どうであったのか、記事ではほとんど判りません。弁護人は不倫関係は5年前の話で、最近は丸山被告と妻の関係は良好だったと主張しています
しかし、証人である女性は事件の直前、丸山被告から復縁を求められ、「妻との離婚が決まった」など聞かされています。弁護人、あるいは丸山被告がこの証言にどう反論したのか、記事では触れられておらず不明です。そこが最も大事なところなのですが
この証言がまったく虚偽であると否定するのは不可能でしょう。女性とのSNSを介したやりとりまで検察側は証拠として提出しており、証言とSNSに残されたやりとりを見れば、丸山被告が元彼女との復縁に執心していたのは明らかです
丸山被告にすれば、仮にも不倫関係にあった女性ですから、丸山被告に不利になるような証言はしないはず、と甘く考えていたのかもしれません
空句が読めない、「オレ様男」なのでしょう。相手の気持など察することができず、「あの女はまだオレに惚れているはず」と決めつけ、なんでも自分中心で、変に自信たっぷりな…
結局、丸山被告の「妻を殺す動機はない」との主張の方が虚偽であり、嘘に嘘を重ねているとしか思えません
丸山被告が妻を殺害したと、直接立証する証拠はないにしても、丸山被告の嘘が次々とバレてしまっているのですから、裁判官や裁判員の心証は極めて悪いはずです

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