首相官邸に車で突っ込んだ男 臼田容疑者とは

昨日の早朝、自民党本部に火炎瓶を投げ込み、さらにワゴン車で首相官邸の侵入口に設置された防護柵に突っ込んだとして臼田敦伸容疑者が逮捕されています
早速、文春オンラインに臼田容疑者の父親へのインタビュー記事が掲載されていますので、一部を引用します
臼田容疑者はさまざまな職を転々とし、昨年はUber Eatsの配達員をしていたものの辞めてしまい、無職で自宅にこもり気味だったと語られています。テレビにニュースに映った臼田容疑者の部屋はゴミ屋敷状態で、パソコンの液晶モニターが3台か4台並びゲーマーなのか、FXのトレーダーか、という感じでした


10月19日午前5時43分、早朝の静寂が一瞬にして破られた。川口ナンバーの軽ワゴン車が千代田区永田町にある自民党本部前に停車。全身を薄黄色の防護服で覆った男が運転席から降りると、高圧洗浄機で液体を噴射し始める。そして、車内から取り出した手製の火炎瓶を4、5回投擲し、そのまま車で逃走した。
「その後、車は約600メートル離れた首相官邸前に移動し、車両阻止の柵に突っ込んだのです。さらに男は運転席から飛び出し、着火した発煙筒を警察官に投げつけた」(社会部記者)
9分間の狼藉の末、職業不詳の臼田容疑者が公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕された。
「押収された軽ワゴン車の車内にはガソリンが入った赤、青、黄色のポリタンク20個のほか、発煙筒と火炎瓶が複数残されていました。車内で炎上を起こそうとしたのか、車内に戻って一部を焼いたところで取り押さえられたのです。一歩間違えば、大惨事になっていた可能性が高い」(捜査関係者)
事件現場から約30キロ離れた埼玉県川口市。朝8時過ぎ、歯科医院を営む臼田容疑者の父・臼田篤伸さん(79)は、警視庁からの連絡で息子の関与を知ったという。
篤伸さんによれば、臼田容疑者は高校を卒業後、ウェブサイトの制作や長距離トラックの運転手など職を転々とした。15年ほど前からは、川口市内の自宅で父親と2人暮らし。
(以下、略。文春オンラインの記事から引用)


働かなくても貯金と、母親から生前贈与された財産で生活には困らない状態だったとの話です。それはともかく、車の中にポリタンクが20個も積み込まれており、中身はガソリンです。京都アニメーション放火殺人事件のような犯行を計画してのでしょう
ガソリンスタンドではポリタンクへの給油を原則禁止しているはずですが、セルフのスタンドでは従業員の目が届かなければ臼田容疑者が車に給油するふりをしてポリタンクへガソリンを充填できます
今回はガソリンへの着火が未遂に終わったようで、不幸中の幸いでした。ガソリンに着火していれば臼田容疑者はもちろん、警備のため現場にいた警察官も巻き込まれたでしょう
警察の取り調べに対し臼田容疑者は黙秘しているそうで、このまま「政治犯」のように黙秘を貫く算段かもしれません。自分の決起に影響を受け、世論が盛り上がり、革命が起こると夢想しているのか?
現時点で判断するのは早計ですが、おそらく臼田容疑者に組織的なつながりなどはなく、完全に1人孤立していたのではないか、と想像します。よほどトンチキな政治団体でもない限り、ガソリンを満載した車で首相官邸に突っ込む活動を推進したりはしないはずです。過激派として知られる革マル派や中核派でも、こんな無謀はしません。首相官邸に放火したところで、現実は1ミリも動かせないと理解しているからです。臼田容疑者の犯行は政策も政治理念もない単なる自爆テロです

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