首相官邸に車で突っ込み逮捕 火炎瓶も所持
衆議院議員選挙が始まっています。今年４月の衆院東京１５区補選では、政治団体「つばさの党」が執拗な選挙妨害を繰り返したとして逮捕される事態になっており、今回の衆議院議員選挙においてもさまざまな選挙妨害が行われるものと予想されます
そして本日１０月１９日、永田町の自民党本部に火炎瓶を投げ込んだ男がいて、さらに車を走らせ首相官邸前の柵に突っ込み逮捕されています
捕まったのは埼玉県の臼田敦伸容疑者で、原発再稼働阻止のデモなどに参加したことのある人物と報じられています。いわば新左翼なのでしょうさらに長野県では日本維新の会の候補者の街頭演説を妨害したとして、４４歳の男が公職選挙法違反（選挙の自由妨害）容疑で逮捕されました
19日朝、東京・永田町の自民党本部に火炎瓶が投げ込まれ、車が総理官邸の柵に突っ込んだ事件で、男が現行犯逮捕されました。この事件を受けて警察庁は、改めて選挙期間中の警戒警備の徹底を全国の警察に指示しました。
午前6時前、東京・千代田区永田町で男が自民党本部に火炎瓶を投げ込んだ後、車で総理官邸の柵に突っ込む事件があり、公務執行妨害の疑いで埼玉県川口市の臼田敦伸容疑者（49）が現行犯逮捕されました。
この事件を受けて、警察庁は改めて選挙期間中における警戒警備の徹底を全国の警察に指示しました。
指示の内容は、今回のような施設への車両突入の防止や、不審者への職務質問の徹底、未然防止に向けた情報収集を徹底することが挙げられています。
近年の国政選挙では、政治家が襲われる事件が相次いだことから、警視庁は警備を強化していました。
今回、けがをした人はいませんでした。
（テレビ朝日の記事から引用）
長野市の長野駅前で街頭演説をしていた衆院選の候補者の選挙活動を妨害したとして、長野県警は17日、長野市稲葉、職業不詳、畑田聡容疑者（44）を公職選挙法違反（選挙の自由妨害）の疑いで現行犯逮捕し、発表した。黙秘しているという。
発表によると、畑田容疑者は17日午後6時15分ごろ、長野駅前で街頭演説していた候補者に大声を上げながら近づき、ガラス瓶を地面にたたきつけて選挙活動を妨害した疑いがある。陣営の関係者が110番通報した。
衆院選長野1区に立候補した維新の若狭清史氏（44）の陣営は事件後に、選挙活動を妨害されたとしてコメントを発表。「街頭における候補者への暴力はいかなる場面でも許されるべきではない行為です。明確な選挙妨害であり、けが人も出ている」とした。
（朝日新聞の記事から引用）
こうした選挙妨害について政治家やメディアは、「民主主義を暴力で捻じ曲げようとする行為だ」と批判しています。が、ちょっと違和感を覚えますので、ブログで取り上げます
逮捕された２人がどのような考えに従って行動したのか不明なので、そちらは置いておきます
念頭にあるのは選挙ポスター大量貼り付けで物議を醸した旧NHK党とか、つばさの党です
政治とか選挙といった聖域視されている対象を貶め、その権威を踏みにじってみせるのが彼らの行動だと解釈します。つまり「裸の王様」のお噺で、「王様は裸だ」と叫ぶ少年の行為です
迷惑系youtuberの行動原理と同じで、本来ならば秩序とかルールの定められた場で敢えてそれを無視した行動をし、世間の人たちの「姑息な常識を覆してやろう」とするのでしょう
政治や選挙といった権威を貶めることで相対的に自分たちの権威を高め、「社会へ反抗するオレってカッコいい」感を醸し出そうと企図し、同時に賛同者や支持者を集めたいと欲している…などなど、考えられます
ただ、その先には何もありません。現在の政治に取って代わるようなビジョンを提示できるわけもなく、特定の思想を有しているわけでもなく、「幕間の道化」みたいな存在です
「民主主義を暴力で捻じ曲げよう」とするだけの力も信念もなく、ただおもしろおかしく茶化し、笑い飛ばしてやろうとしている風にも映ります。が、自分はそうした悪ふざけは嫌いであり、少しもおもしろいとは思えません
「政治なんてくだらない」と言ったところで、現実社会は１ミリも動かせませんし、変えられません。もちろん、火炎瓶を投げても国会前でデモも繰り広げても、そう簡単には現実社会を動かせないわけです。が、敢えて政治という土俵で、選挙という手段でこれに挑み、現実社会を動かしてやろうという志は重要ですし、そうあってほしいと願います
こうした選挙妨害は民主主義を暴力で捻じ曲げようとするのではなく、民主主義を根底から腐らせるものだ、と自分は解釈します
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