美人すぎる市議会議員 コロナ融資金詐欺で懲役刑
美人すぎる市議会議員として有名になった大阪府寝屋川市の元市議会議員吉羽美華被告は、コロナウィルス対策の特別融資に絡む詐欺で逮捕・起訴され、2022年12月から裁判が続いていました。丸1年半もかかった裁判の結果、吉羽被告には求刑通り懲役10年追徴金1億9800万円の判決が言い渡されています
一般的な詐欺罪の法定刑は懲役10年ですが、上限の懲役10年を言い渡す判決は珍しいと感じます。悪質なオレオレ詐欺でも懲役4年とか5年だったりします(電話をかける掛け子や、預金を引き出す出し子といった末端なら懲役1年から3年)
新型コロナウイルス禍での業績悪化に対する融資制度を悪用し、受給者の医療法人側などから手数料名目で計2億9140万円をだまし取ったなどとして、詐欺罪などに問われた元大阪府寝屋川市議、吉羽(よしば)美華被告(44)に対し、福岡地裁は7日、求刑通り懲役10年、追徴金1億9800万円の実刑判決を言い渡した。冨田敦史裁判長は「適正迅速に救済するための簡易な審査制度に付け込んだ卑劣なもので、悪質だ」と批判した。
判決は、被告らを通じて融資を申し込めば無担保・無保証で満額の融資を受けられ、融資金も事実上返済する必要がない、と受給者側に虚偽の説明をしていたと認定。被告側は「故意はなかった」などと無罪を主張していたが、冨田裁判長は「相当うさんくさいもので、詐欺の故意を合理的に推認させる」と退けた。
その上で、被告は市議と名乗って実行行為の一部を担っていたなどと指摘。「市議の立場を利用することで、特別な利益を受けられるなどという説明内容の信ぴょう性を高めており、巧妙。多額の金銭を得たいなどという私的な利益を追求したもので、身勝手かつ自己中心的な動機も厳しい非難に値する」と指弾した。
判決によると、独立行政法人福祉医療機構の制度を巡り男女と共謀するなどして、2020~21年、堺市の福祉施設運営会社や福岡県久留米市の医療法人に計7億2000万円の融資を受けさせ、うち手数料名目で計2億9140万円をだまし取るなどした。
(毎日新聞の記事から引用)
吉羽被告の事件は複数人の詐欺犯が関与しており、複雑な手口です。それでも利益配分を巡って内部対立が起こり、グループが瓦解したため逮捕につながりました
吉羽被告は市議会議員の肩書を使い、コロナウィルス対策の特別融資が受けられると騙す役を務めていながら、裁判では無罪を主張してきました。「他の詐欺メンバーに騙された。自分も被害者」との言い分です
そのため裁判官も呆れてしまい、「相当うさんくさい」と言い放ったのでしょう
彼女の美貌は市議会議員の選挙でも大いに役立ち、武器となったと思われます。が、結果としては美貌を詐欺のために用いていたのであり、犯罪の道具にすぎなかった…という話です
追徴金1億9800万円は詐欺で得た不当な利益として徴収されるものですが、支払えるのでしょうか?
罰金や追徴金というものは例え自己破産しても免責されず、支払いの義務が残ります。刑務所に服役し、出所してもなお追徴金支払いの義務が残るわけで、その時に吉羽被告は50歳半ばですから大変でしょう
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