女子高生の遺体を車に　公判で犯行認めるも黙秘: 夾竹桃日記

2024年10月04日

女子高生の遺体を車に　公判で犯行認めるも黙秘

昨年１０月、ＳＮＳで知り合った当時１５歳の女子高校生に性的暴行を加えたうえ殺害し、遺体をレンタカーに乗せて栃木県内を走行中に職務質問を受け逮捕された安栖達也被告の公判が続いています

初公判で起訴内容を認めた安栖被告ですが、１０月３日の公判では弁護側の質問に答えたのみで、検察側の質問（犯行の詳細を問うもの）には答えようとせず黙秘したと報じられています

去年、SNSで知り合った女子高校生に性的暴行を加えたうえ殺害し、遺体をレンタカーに乗せて栃木県内に遺棄した罪などに問われている29歳の男の被告の裁判で被告人質問が行われ、被告は「車内が真っ暗の密室で混乱してパニックになり首を絞めた」などと事件のいきさつを明かしました。

埼玉県熊谷市の無職、安栖達也被告（29）は去年10月、東京新宿区の駐車場にとめたレンタカーの中で、SNSで知り合った当時15歳の女子高校生に性的暴行を加えたうえ首を絞めるなどして殺害し、遺体を乗せたまま栃木県上三川町に移動して遺棄したなどとして殺人などの罪に問われています。

3日、宇都宮地方裁判所で開かれた裁判員裁判では被告人質問が行われ、弁護士が女子高校生を殺害したいきさつを尋ねたのに対し、被告は「車内が真っ暗の密室で混乱してパニックになり首を絞めた」と述べました。

一方、事件に至る経緯や当時の状況などについての検察の質問に対しては被告は「黙秘します」と繰り返し述べ、ほとんど答えませんでした。

次回の審理は、今月7日に開かれる予定です。

（NHKの記事から引用）

黙秘は被告の権利なのでとやかく批判はできません。が、黙秘したからといって無罪判決が出たりはしません

殺害そのものを安栖被告は認めています

ではなぜ、犯行に至る経緯、殺害の方法などなど黙秘するのでしょうか？

検察側があらためて公判で質問したところからすると、警察での取り調べでも殺害を認めるだけで犯行の細部については黙して語らなかったと推測されます。被告が殺害を認めているからには、犯行の詳細（知っているのは被告本人だけです）を語らずとも起訴できますし、有罪判決を得ることも可能です

ただし、公判で黙秘を貫けば裁判官や裁判員からは「反省しているとは思えない」と心象が悪くなり、不利になるだけです

そうと判った上で安栖被告が黙秘するのはなぜか、です

ここからは自分の勝手な憶測（毎回、同じように憶測ばかり書いていますが）です

安栖被告の前科（小学生の女の子を連れ去った事件）を考えると、同年齢の女性と会話するのが極めて不得手であり、怖いのでしょう。ゆえに年下ばかり選んでいると推測されます。今回も１５歳の女の子を選んだのは、単にロリコン趣味だと決めつけられないのでは？

年齢の近い女性に苦手意識や恐怖を抱いており、それでもセックスしたいとの欲望を抱え、年齢の離れた１５歳なら「どうにかなるんじゃね？」と期待したのかもしれません

しかし、実際に１５歳の被害者を前にたじろぎ、慌て、パニックになったのでしょう

それが安栖被告にとっては屈辱であり、恥部にあたるため警察でも黙秘し、公判でも黙秘しているのではないか、というのが自分の仮説です

弁護人の質問に答えた「車内が真っ暗の密室でパニックになった」との言い分とも合致する気がします

本当のところがどうなのか気になりますが、安栖被告は頑として語ろうとせず、最後まで自分の内に秘めておくものと推測します

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