不凍液で娘殺害 細谷夫妻は実姉殺害で起訴

今月23日に娘を不凍液で殺害した細谷健一、志保夫婦が起訴されたのかどうか、報道がないので不明だとする記事をブログに掲載したところです。2人には3か月の精神鑑定が実施され、7月には鑑定結果も出て東京地検が起訴するかどうか判断するはずでした
昨日になって、東京地検が細谷夫婦を実姉細谷美奈子さん(41)を殺害した容疑で起訴した、との報道がでました。なお、4歳だった娘の殺害については捜査を継続中、とのことです


東京都台東区の夫妻が次女と夫の姉に不凍液を飲ませて殺害したとして逮捕された事件で、東京地検は27日、夫妻を姉への殺人罪で起訴し、発表した。地検は認否を明らかにしていないが、捜査関係者によると、夫妻はいずれも黙秘しているという。一方、次女への殺人容疑については、引き続き慎重に捜査を継続する。
夫妻はホテル運営会社役員の細谷健一(43)、妻の志保(38)両容疑者。
警視庁は2月、次女の美輝ちゃん(当時4)に抗精神病薬「オランザピン」と、不凍液などとして使われる「エチレングリコール」を摂取させて殺害した疑いで2人を逮捕した。
翌月には、健一容疑者の姉で会社員の細谷美奈子さん(当時41)に不凍液を飲ませたとして同容疑で再逮捕していた。美奈子さんについては、美輝ちゃん事件の捜査の過程で浮上した。
地検は今月19日まで、2人の刑事責任能力を調べるための鑑定留置を実施。美奈子さんについては2人を殺人罪に問えると判断した。
(朝日新聞の記事から引用)


姉の美奈子さん殺害は財産乗っ取りを目的としたもので、これだけでも検察側は無期懲役を求刑するのではないかと思われます。娘殺害も起訴されたなら、死刑が求刑されるのかもしれません
報道されている限り、実姉や娘殺害は細谷夫妻による極めた自己中心的な犯行です。人の命を尊重しようという倫理観もなく、非道の限りです
一部の報道では志保被告がこどもの頃から虐待を受けてきた、とされます。ただし、だからといって自分の娘を殺害してもよいことにはなりません。精神鑑定による結果は公表されていませんが、仮に何らかの心的な障害を抱えているのであれば罪一等を減じ、無期懲役の判決になるのでしょう
検察は夫婦の間で共謀関係があったと考えており、志保被告が「夫の言うがまま従った」のではなく、犯行についてそれ相応の役割を果たしたものと見ているはずです
裁判では夫婦ともども犯行を否認するのでしょうが、「やっていません」だけでは何の説得力もなく、疑いを晴らすことにもなりません。黙秘を貫いても、それで無罪判決が下されたりはしないのです
無罪だと主張するならば、納得の行く反証・説明が必要になります。姉や娘がどうやって継続的に不凍液を摂取したのか、細谷夫婦に説明はできないはずです

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