巨人坂本選手 1億円脱税はどうなった?
「巨人の坂本勇人選手が巨額の脱税を指摘されたものの、修正申告に応じていない」とするデイリー新潮の記事を、今年8月に当ブログで取り上げました。それ以降、自分の見ている範囲ではデイリー新潮以外のメディアは取り上げず、黙殺した状態です
まさか巨人に忖度し、取り上げないのでしょうか?
まあ、メディアにはメディアの都合があり、何を報じるかはメディア次第なので、外野がとやかく言っても始まりません
ただし、デイリー新潮は今年の5月に最初の記事を出しており、同時期に週刊ポストも記事として取り上げていましたので、そちらの記事から一部を引用します
巨人でチームリーダーの役割を期待される坂本勇人だが、シーズン中に「1億円の申告漏れ」騒動が報じられた。
5月16日発売の『週刊新潮』は、「坂本が毎年の確定申告で銀座や六本木の高級クラブ、キャバクラの飲食費を必要経費として計上」「直近5年で総額約1億円の過大な経費計上が確認された」との内容を報じた。
「1990年代に20人近い選手が経営コンサルタントと組んで架空経費を計上した脱税事件はあったが、高級クラブでの飲み代をめぐる申告漏れなんて話は聞いたことがありません」(プロ野球OB)
坂本はこれまでも“派手な遊び”でメディアを騒がせてきた。スポーツ紙の巨人担当記者が言う。
「シーズン中も若手を誘って飲みに行っているが、やはり派手なのはオフが多い。自主トレ中や春季キャンプ中の大騒ぎも恒例行事のようなもの。自らを慕う“軍団”の後輩の飲食費もすべて出すのがこの世界のしきたりです。後輩との野球談議やストレス解消のための飲食費ならOKという認識だったのではないか」
税理士が明かすプロスポーツ選手の“税務対策”
経費として認められる範囲をできる限り広げようとする“税務対策”は決して珍しいものではないが、プロスポーツ選手を顧客に持つある税理士は実態をこう明かす。
「プロ野球選手は個人事業主で、チームからの年俸は個人の収入。法人で年俸を受け取るかたちにはできず、節税には限界があります。高額な年俸をもらっても、経費にできるのは“自分の体”のための支出にほぼ限られ、トレーニング器具の購入、トレーナーとの専属契約に海外自主トレくらい。あと、球場に行く自動車は“頑丈な車で体を守る”という理屈で“セーフ”になる。グローブやバットは実績があればメーカーとの契約で無償提供があり、経費にならない」
CM契約料などは家族を役員にした法人で受け取るといった対策はあるが、できることは少ないのだという。球界に詳しい別の税理士もこう言う。
「年俸が高くても経費はそこまで増えず、億もらうような選手はほぼ半分を税金で納めている。他のスポーツも含め、クラブやキャバクラ代が必要経費か論争になる例は聞いたことがないですね」
(以下、略。週刊ポストの記事から引用)
プロスポーツ選手だからといって、身の回りの生活費まで経費として計上し控除を受けるのは難しい、と判ります
デイリー新潮の記事と異なるのは、同じチームの後輩たち(坂本軍団)を率いて飲み歩き、その費用を坂本選手が支払っているため、これを経費として計上していたのではないかとの推測が書かれているところです
ただ、プロ野球選手は個人事業主扱いですから、「チームの同僚や後輩と会食し、チーム向上のため話し合いをしたのだから必要経費だ」と説明しても、それは選手個人の仕事ではなく球団の役割だろと言われてしまうのでは?
巨人の関係者はデイリー新潮の記事に対し、コロナ禍ではそもそも飲食店が営業していなかったのだから、年間2000万円も飲み歩けるはずがないと反論している、との報道も見つかりました
もし、飲食店が営業を自粛していた期間も多額の飲食代を経費として申告していたとなれば、「それは架空の飲食代ではないのか」という別の疑いも浮上します。どうなのでしょう?
国税庁は高額の年俸を手にしている野球やサッカーの選手を重点的に税務調査をしているそうなので、日本人野手として最高額の年俸を手にしている坂本選手が狙われたのは判ります。後は担当した税理士が税務署とどう折り合いをつけるか、です
前回の記事でも書いたように、国税庁と裁判をやっても勝てる確率は1割しかなく、「キャバクラの飲食代は必要経費」との主張が判決で否定される可能性が大です。となれば、あらためて修正申告し、延滞税も含め余分が出費となります
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